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2016年大ブレイク!未来の阪神タイガースを担う北條史也に注目

2017 8/21 17:04Mimu
北條史也,ⒸSPAIA
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攻守に精彩を欠く鳥谷に代わりショートのポジションを奪取

一方で鳥谷選手は攻守にわたり精彩を欠くプレーを見せてしまう。持ち味である選球眼はさすがで、四球はかなりの数を選んでいたのだが、いかんせんヒットがなかなか出ず、打率も.230~.240をうろうろ。守備でも何でもないゴロが取れなかったり、キャッチャーの送球すらも後ろにそらしてしまったりと、今までの鳥谷選手からは考えられないプレーを連発してしまうのだ。原因は何なのかはわからない。目の衰えではないかとも言われているのだが、結局鳥谷選手の口からその原因はいまだ語られていない。ただ1つハッキリとしていたのは、かつての名手と呼ばれた姿は、そこにはなかったということだ。
そして7月24日、とうとう鳥谷選手がスタメンを外れる。そして、その代わりにショートのポジションに着いたのは、大和選手だった。北條選手は今まで通り2塁手として出場となる。しかし、その時は思っていたよりも早くやってきた。その2試合後、とうとう北條選手が2番ショートのスタメンに抜擢されるのだ。高校時代から慣れ親しんだ甲子園のショート。ようやくこのポジションに就くことができると、それと共にバッティングの調子もぐんぐんと上がり、8月は月間打率.311を記録。しばらくすると、鳥谷選手を3塁に追いやり、ほとんどの試合でショートとして出場することになるのだ。

好守ともに大きな成長を見せた2016年

最終的な成績は122試合に出場し、打率.273(385-105)、5本塁打、33打点。規定打席にはわずかに足りなかったが、まだ高卒4年目、しかも1軍にフルシーズン帯同するのが初めてという選手が残した成績と考えると、十分すぎる数字だろう。特に素晴らしいのは2塁打と盗塁だろうか。25二塁打というのは福留孝介選手と並びセリーグ10位の記録だし、盗塁は6つながら失敗は0という点も十分に評価できる。
守備面はまずまずといったところだろうか。当初は少し動きが硬いプレーも多かった印象なのだが、試合を重ねるにつれてだんだんと軽快なプレーも増えてきた。この2016年シーズンの間だけでも、ずいぶんと上達したのではないだろうか。まだ打球に対してのグラブの出し方には怖いところもあるが、そのあたりは大和選手という素晴らしいお手本がいるので、きっとまだまだ上達してくれることだろう。
しかし、まだこのポジションも安泰ではない。2017年シーズンは鳥谷選手も再起をかけて必死にポジションを奪いに来る。いままでは雲の上のような存在だったが、今では横一直線だ。はたして、2017年のショートはいったい誰が守っているのだろうか。

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