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【耐雪梅花麗】今だからこそ黒田博樹の球歴を振り返る

2017 8/17 16:20cut
野球ボール,ⒸShutterstock.com
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男気復帰から伝説となった第二次広島時代

メジャーリーグで二桁勝利をマークした先発投手が広島に帰って来たということで2015年はオープン戦から黒田博樹選手の登板試合は大きな盛り上がりを見せた。

ビジターゲームでもメジャー帰りの黒田博樹選手の登板を見ようと広島戦は各球場で満員となる日が多くなる。しかし、黒田博樹選手、前田健太選手と両エースがそろっているにも関わらずチームは優勝争いに絡むことすらできず4位に終わってしまう。

広島ファンの多くは前田健太選手と黒田博樹選手が揃っていながら優勝できないことに悲しみを覚えていた。そして、2016年は前田健太選手が黒田博樹選手と同じくドジャースへ移籍したことで優勝は難しいと考えていたのだ。

前評判が高くない状況の中で広島は黒田博樹選手は日米通算200勝を達成し野村祐輔選手、クリス・ジョンソン選手の投手陣そして新井貴浩選手、菊池涼介選手、丸佳浩選手ら打撃陣すべてが噛み合い25年ぶりとなるセリーグ優勝を果たすのだ。

セ・リーグ優勝チームとして臨んだクライマックスシリーズもDeNAの挑戦を退け日本シリーズへ駒を進める。

クライマックスシリーズと日本シリーズのわずか1週間ほどの合間になんと黒田博樹選手は引退を発表するのだ。日本ではニュース速報が入り特集番組が組まれるなど大きな話題となる。また、アメリカでもメディアが報道するなど黒田博樹選手の偉大さを感じさせる出来事となった。

日本シリーズでは札幌ドームで行われた第3戦に登板し好投をするもチームの勝利には結びつかなかった。広島は2勝3敗で本拠地マツダスタジアムに戻り第6戦を迎える。黒田博樹選手がもう一度登板を果たすためには第6戦に勝利することが絶対条件だ。広島が第6戦に勝利すれば日本ハムの先発は大谷翔平選手が予想されておりラストゲームが最高の投手同士のマッチアップとなるはずだったのだ。

しかし、広島は第6戦で日本ハムに敗れ日本シリーズは幕を閉じる。同時に黒田博樹選手の現役もここで終りとなった。

黒田博樹選手は日米通算203勝という数字だけではなく多くのファンの記憶に残るプレーを見せてくれた。その証が永久欠番だ。 広島は日本シリーズ終了後に黒田博樹選手の背負っていた「15」を永久欠番とすることを発表したのだ。

こうして黒田博樹選手は広島の伝説となった。黒田博樹選手の勇姿を見ることのできた私達は幸せなのかもしれない。

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