「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

2015年優勝の原動力となった東京ヤクルトスワローズ強力ブルペン陣たちの今

2016 11/25 11:06
野球、球場
このエントリーをはてなブックマークに追加

出典 https://www.daily.co.jp/

2015年14年ぶりの優勝を飾った東京ヤクルトスワローズ。 優勝の原動力となったのは”強力打線”そして”強力ブルペン陣”です。 その強力ブルペン陣で昨シーズンに活躍した4名の現在を追ってみたいと思います。

トニー・バーネット

2015年クローザーとして1年を通じて活躍したトニー・バーネットは、2016年現在ダルビッシュ有の所属するテキサス・レンジャーズでリリーフとして活躍しています。
シーズン当初は試合に影響のない場面での登板が多かったバーネットですが、結果を残すと重要な場面での登板も増えてきました。短いイニングはもちろん、回跨ぎ、そして連投もこなす万能なリリーバーとしてレンジャーズのブルペン陣を支えています。 7月には10試合で1点も許さない投球を見せ、チームに貢献しました。レンジャーズでも優勝し、バーネット自身も2連覇を達成してもらいたいものですね。

ローガン・オンドルセク

バーネットが退団し、今シーズンはクローザーを任されていたローガン・オンドルセクですが、7月半ばに首脳陣を批判したため、謹慎処分を経てからチームを退団してしまいます。 その後、メジャーリーグに復帰し、アメリカンリーグ東地区で首位争いをしているボルチモア・オリオールズと契約。7月末からオリオールズに合流して、中継ぎとしてすでに試合でも投げています。 首脳陣批判のために退団という残念なお別れではありましたが、新天地での活躍を見守りたいですね。オンドルセクも個人的な2連覇を期待きそうです。

オーランド・ロマン

優勝を決めた試合の勝利投手でもあり、1年間を通して先発、中継ぎとフル回転したオーランド・ロマンは、今シーズンは台湾プロ野球のラミゴ・モンキーズでプレーしています。
昨シーズン終了後にヤクルトのスカウトとして残りたかったと語っていましたが、ラミゴへ移籍。そのラミゴでも、ロマンは先発、中継ぎ両方で投げており、日本にいた時と同様に器用な面を見せています。 ロマン自身は未だにヤクルト愛をみせており、ラミゴでもグローブにはヤクルトスワローズの刺繍が施されています。いつの日かスカウトとしてヤクルトに戻ってくることを期待します。

秋吉亮

3人の外国人投手たちと共にブルペンを支えた秋吉亮は、2016年もヤクルトのブルペンで日々待機していました。オンドルセクが在籍していた時はセットアッパーとして、オンドルセクが退団した後はクローザーとしてチームに貢献しています。 2016年は先発、ブルペンともに崩壊気味のヤクルト投手陣において、唯一安定している投手が秋吉でした。入団から3年目で200試合登板に届きそうな経験は伊達ではありません。

まとめ

2015年優勝を支えた強力ブルペン陣4人のうち3人が去った東京ヤクルトスワローズ。 それを反映するかのように今シーズンは下位に低迷してしまいました。 来シーズンはリリーフの外国人を補強し立て直しを図るのか、それとも現有戦力の底上げでブルペンを整備するのか、今から注目してみたいと思います。