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プロ野球界に増えてきたハーフ選手たち

2016 11/19 13:39
野球
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出典 Nor Gal/Shutterstock.com

近年、ダルビッシュ有(テキサスレンジャーズ)、オコエ瑠偉(東北楽天ゴールデンイーグルス)といったハーフ選手の躍進が目覚ましくなっている。 そこで現在、日本プロ野球で活躍しているハーフの選手をご紹介していく。

ナイジェリア×日本 オコエ瑠偉

東北楽天ゴールデンイーグルスの2015年ドラフト1位ルーキーであるオコエ瑠偉は、素材型と見られていた。しかし、同期高卒新人たちの中で唯一、開幕一軍スタートを切っている。試合に出場しながら修正点を見つけ、練習で改善していくその姿勢は評価されている。
ナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれたオコエ瑠偉は、アフリカンならではのバネや身体能力が備わっているはずだ。2016年は一軍、二軍の往復が多いが、今後一軍に定着して1番センターを任される日も近いのではないだろうか。そして、お客さんを呼べる”スター性”も備わっているように思える。

アメリカ×日本 乙坂智

昨シーズンから一軍に定着し、外野でレギュラーを争う乙坂智(横浜DeNAベイスターズ)も、アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフで端正な顔立ちから人気も高い。
乙坂智は今シーズン、スタメンで出場することもあったが、基本は代打及び守備固めだ。レギュラー奪取にはもうひと回り大きくならなければならない。横浜DeNAベイスターズの外野は筒香嘉智、梶谷隆幸が固定され、残りの一枠を乙坂智、桑原将志、関根大気などの若手で争っている。その中で一歩抜きん出るために、走攻守すべてにおいてのレベルアップが必要かもしれない。

日本×フィリピン 山崎康晃

”ヤスアキジャンプ”で横浜スタジアムの9回を盛り上げる山崎康晃(横浜DeNAベイスターズ)は、日本人の父とフィリピン人の母を持つハーフだ。顔立ちが整っており、お姉さんも美人で美男美女の姉弟。
ルーキーイヤーの昨シーズンからクローザーを任されており、新人最多セーブの記録を樹立して新人王を獲得するなど実力は折り紙つきだ。
しかし、2016年の後半戦は抑えに失敗するケースも増えており、今後どのような起用をされるか注目されている。2年目のジンクスに負けることなく結果を残してほしい。

他にもまだまだいる!ハーフ選手たち

先に取り上げた3名以外にも、ハーフ選手はたくさんいる。
九里亜蓮(広島東洋カープ)は、アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフだ。広島東洋カープの中継ぎそして先発を任されており、山崎康晃の大学の1年先輩でもある。
宗佑磨(オリックス・バファローズ)は、ギニア人の父と日本人の母というオコエ瑠偉と同じアフリカ系のハーフだ。身体能力が高く将来を期待されているが、二軍でもまだ結果を残すことができていない。来年以降の飛躍を期待したい。

まとめ

オコエ瑠偉選手のように名前を見てハーフだと認識できる場合もあるが、山崎康晃選手のように名前からは判断しにくい場合もある。 今後も活躍し、プロ野球界を盛り上げてほしい。