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読売ジャイアンツの歴代ユニフォーム

2016 10/12 03:34
巨人上原Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

日本で最も歴史と伝統のある球団であり、圧倒的な強さを誇ってきた読売ジャイアンツ。
時代に合わせて選手たちが身に付けるユニフォームはどう変わってきたのだろうか。ここでは、読売ジャイアンツのユニフォームについて説明する。

創立期のユニフォーム

まずは、創立当初のジャイアンツのユニフォームだ。現在のイメージとは違って、灰色を基調としたユニフォームだった。
しかし、ジャイアンツを代表する「GIANTS」の文字フォント、花文字に関しては、創立当時から使用されている。ジャイアンツが歴史と伝統を重んじるプロ野球チームであることをうかがい知ることができる。

伝説の投手の時代のユニフォーム

戦前のユニフォームといえば、沢村栄治投手のイメージが絶大といえるだろう。
沢村投手は「TOKYO GIANTS」と描かれたユニフォームを着て、1936年、渡米遠征で活躍する。沢村投手は1934年の日米野球でも当時のアメリカのスターであるベーブ・ルースやルー・ゲーリックたちをうならせたようだ。
他にも戦中使用された、左胸部分に漢字で「巨」の文字が大きく書かれていたユニフォームなどがある。読売ジャイアンツのユニフォームはいくつかの変遷をたどり、これらが現在のユニフォームの礎になっている。

胸のGIANTSの文字

胸部分に「GIANTS」のネームが刻まれたユニフォームは、 長嶋茂雄氏と王貞治氏の2大スターが共演したON時代から、後にニューヨーク・ヤンキースなどのメジャー球団でも活躍した松井秀喜選手まで、マイナーチェンジこそあったが、この原型をほとんど崩さず今日に至っている。
当時のジャイアンツの強さに関しては12球団の中でも特筆すべきものであり、このユニフォームを見るとジャイアンツファンはいい思い出が残っているのかもしれない。

そして現在

2006年、アディダスと契約し、胸の花文字が角ばったデザインへと変更された。パンツの横にラインが3本入った。1953年以降の大きなデザイン変更であった。

2014年、アンダーアーマーと契約し、新たなデザインへと変更する。1953年のモデルをベースとし、前面の数字とラインが消えた。パンツのラインが1本になる。そして、ジャイアンツ伝統の花文字が復活する。
伝統と格式を重んじるジャイアンツは、伝統を復刻させ、新たなユニフォームとともに、メークドラマの再現を目指している。

まとめ

おなじみのユニフォームを背負って戦う選手たちの姿には、日本で最も長く続く球団としての伝統と自負を感じる。