イチローは開幕戦で4安打の固め打ち
2019年3月20日・21日、シアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスの開幕シリーズが東京ドームで開催される。イチロー(マリナーズ会長付特別補佐)もその試合では選手登録されることが濃厚。
すでにマリナーズのジェリー・ディポートGM(ゼネラルマネージャー)も明言しており、現時点ではFAとなっているイチローとの再契約は間違いなさそうだ。イチローの凱旋となれば、東京ドームのみならず日本中の野球ファンが注目をすることは確実だ。
さて、日本におけるMLB開幕シリーズは7年ぶりの開催となる。前回行われた2012年の開幕戦も、この両チームの対戦だったことを覚えているファンも多いはずだ。その試合を振り返ると、日本に縁のある選手も多く出場していた。
まず、マリナーズの出場選手を見ると、真っ先に目が行くのはもちろんイチローだ。日本凱旋となったイチローは4安打の固め打ち。打席に入るとスマートフォンやカメラのシャッター音が東京ドーム全体に鳴り響き、オリックス時代と変わらぬ安打製造機ぶりを多くの日本人ファンに見せてくれた。
2012年開幕戦 イチローのタイムリー
NOW THAT'S A HOMECOMING: Ichiro has 4 #OpeningDay hits, including this RBI single ... http://t.co/EVihoazi #OpeningSeries
— MLB (@MLB) 2012年3月28日
その他ではスティーブ・デラバーも出場している。デラバーは2016年シーズン途中に広島へやってきた助っ人外国人投手だ。この年の広島はクリス・ジョンソン、ジェイ・ジャクソン、ブレイディン・ヘーゲンズ、ブラッド・エルドレッド、エクトル・ルナと外国人選手が機能したため、一軍ではわずか2試合の登板に終わっている。しかし、その2試合で4奪三振、防御率0.00と貫禄の数字を残していた。
そしてミゲル・オリーボの名前もある。オリーボは日本の球団に所属したことはない。しかし、ドジャース時代にアレックス・ゲレーロ(現巨人)と口論になり、耳を噛みちぎった選手として有名だ。ゲレーロを語る上でも欠かせないエピソードの持ち主も来日していたのである。