大谷が20号本塁打!右肘の手術は要検討
大谷翔平(エンゼルス)が来シーズン(2019年)は投手として出場することはなく、打者に専念することが決まった。エンゼルスを率いるマイク・ソーシア監督が明言したのだ。また、あらたな損傷が見つかった右肘の手術に関しては、いまだ結論が出ておらず、今後も話し合いを行っていくことになりそうだ。
周囲が騒がしい大谷だがバットではしっかりと結果を残している。9月15日(日本時間16日)のマリナーズ戦で、日本人選手としては松井秀喜氏以来となる20号本塁打を放ち存在感を示している。
その打撃にイチロー(マリナーズ会長付特別補佐)は「日本人として初めてホームランバッターが来た感じ」と最大級の賛辞を述べた。
二刀流での起用ということもあり、今シーズンは打席数も多くない。しかし、来シーズンは野手に専念することで、今年以上の記録を残してくれそうだ。
【エンゼルス公式Twitter】大谷20号本塁打
田中は9月に入り3連勝
田中将大(ヤンキース)が快投を続けている。9月14日(同15日)のブルージェイズ戦に先発した田中は6回無失点、被安打4、奪三振8と好投を見せ12勝目(5敗)をマークした。
これで9月に入り3連勝で月間防御率はなんと0.43。20イニング連続無失点も続けており、ワイルドカードゲームでの先発候補にも浮上してきた。
2015年にも田中はワイルドカードゲームに先発し、5回2失点と敗戦投手になったが好投していた。また、昨年のポストシーズンでも20回を投げ自責点はわずかに「2」。大舞台でも臆することなく、結果を残していることは好印象だ。アーロン・ブーン監督の起用法に注目が集まる。
平野は日本人最多登板記録の更新間近
ダイヤモンドバックスで活躍する平野佳寿に勲章が加わりそうだ。平野は9月14日(同15日)のアストロズ戦でメジャー2セーブ目をマークした。この試合は72試合目の登板となり、日本人によるシーズン最多登板記録にあと「1」と迫ったのだ。
残り試合で2試合以上登板すれば、2013年の上原浩治(当時・レッドソックス)、2004年の大塚晶則(晶文)がもつ72試合を上回ることになる。
中継ぎに転向している前田健太(ドジャース)は2試合に登板したが、2試合とも失点を喫してしまった。慣れない中継ぎでの起用だが、結果を残してチームをポストシーズンに導きたいところだ。
ダイヤモンドバックス、ドジャースはナショナル・リーグ西地区で首位を争っている。平野・前田の両選手は順位を争う上で大事な場面で投げることも多くなりそうだ。チームを優勝に導く投球に期待したい。
田澤純一(エンゼルス)は3試合に登板し3.2回を投げ、無失点を記録する好投を見せた。エンゼルスに移籍後の初戦で失点を喫したものの、その後は4試合連続無失点と役割を果たしている。来シーズンの契約を勝ち取るためにも、シーズン終盤に結果を残したい。
牧田和久(パドレス)の登板はなかった。
※数字は現地2018年9月16日終了時点