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【動画あり】大谷は3回途中2失点 田中は5年連続2桁勝利 〜8月5週・9月1週のMLB〜

2018 9/3 14:26SPAIA編集部
大谷翔平,Ohtani,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

「投手・大谷」が3カ月ぶりにメジャー復帰

9月2日(日本時間9月3日)のアストロズ戦において、大谷翔平(エンゼルス)が投手としておよそ3カ月ぶりに復帰した。初回は安打と四球で2死一、二塁のピンチを招いたが、タイラー・ホワイトを見逃し三振に仕留め無失点。二回は三者凡退で切り抜けて迎えた三回裏、無死一塁からジョージ・スプリンガーに1発を浴び2失点。直後のホセ・アルテューベを二ゴロに打ち取ったところで降板となった。

この日の大谷は2.1回を投げ2失点、被安打2、与四球2、奪三振2(49球)の内容となっている。復帰後初登板ということもあり、50球がメドだった中ではまずまずの投球だった。今後の登板は肘の状態を見ながら決めていくことになりそうだ。

一方、野手としては8月27日(同28日)のロッキーズ戦で今シーズン15号本塁打を放った。日本人選手の初年度本塁打記録は2006年の城島健司(マリナーズ)が記録した18本となっており、こちらの更新にも期待がかかる。

【大谷の15号本塁打】

田中将大は5年連続2桁勝利を達成

田中将大(ヤンキース)は8月27日(同28日)のホワイトソックス戦で日米通算2,000奪三振を記録したものの、白星はつかず5敗目となった。

そこから中4日で9月1日(同2日)のタイガース戦に先発。初回に1点を失うが、その後は相手打線を封じ込め、7回1失点、奪三振6、与四球1の好投で今シーズン10勝目をマークした。これで2014年のメジャー1年目から5年連続で2桁勝利に到達したことになる。

シーズンは残り1カ月となった。ヤンキースは6割以上の勝率を誇っているものの、レッドソックスがさらにその上を行き地区優勝は絶望的だが、ワイルドカードでのポストシーズン出場は安全圏内となっている。しかし、ひとつの取りこぼしで足元を掬われる可能性も十分にある。残りの登板も全力で白星に貢献したいところだ。

【田中将大 10勝目を挙げたタイガース戦の投球】

前田は今シーズン初セーブ 田澤は移籍後初登板も被弾

中継ぎとして起用されている前田健太(ドジャース)は8月29日(同30日)のレンジャーズ戦で9回に登板し1点を失ったものの、今シーズン初セーブをマークする。9月1日(同2日)のダイヤモンドバックス戦では、2点ビハインドの8回に登板すると2奪三振を含む3者凡退で切り抜けた。その裏、味方打線が逆転に成功し8勝目が転がり込んできた。

チームはダイヤモンドバックス、ロッキーズと激しい首位争いを繰り広げており、ここからは一戦一戦がより重要となってくる。与えられた役割での好投を期待したい。

平野佳寿(ダイヤモンドバックス)は3試合に登板し無失点と貫禄を見せた。とくに9月1日(同2日)のドジャース戦では1回を三者連続三振に仕留める快投。チームは逆転負けしたものの、優勝を争うドジャース相手に嫌な印象を植え付けた。

また、エンゼルスと契約を果たした田澤純一が9月2日(同9月3日)に移籍後初登板。しかし、本塁打を含む2安打を浴び1失点と結果を残すことができなかった。ここからの巻き返しに期待がかかる。

※数字は現地2018年9月2日終了時点