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【動画あり】大谷が2打席連発 メジャー初死球も 〜7月5週・8月1週の日本人メジャーリーガー振り返り〜

2018 8/6 14:53SPAIA編集部
エンゼルス,大谷翔平,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

大谷はメジャー移籍後初となる2打席連発

この週も大谷翔平(エンゼルス)は指名打者として出場を続けている。8月3日(日本時間4日)のインディアンス戦において、2打席連続本塁打を含む、5打数4安打3打点1盗塁と大暴れ。チームの勝利に大きく貢献した。

この日の本塁打はインディアンスのホームであるプログレッシブ・フィールドで放ち、メジャー移籍後はじめて本拠地以外での1発となっている。

また、2打席連続本塁打はメジャー移籍後初の快挙。これで11本塁打となり、1年目で2桁本塁打到達となった。過去の日本人選手で1年目から2桁本塁打を達成したのは6人。大谷は7人目となった。

8月5日(同6日)の試合ではメジャー初の死球を経験。しかし、その後も試合に出場は続けており、問題はなさそうだ。

日本人メジャーリーガー,2桁本塁打,松井秀喜,ⒸSPAIA

【大谷の10号本塁打】


【大谷の11号本塁打】

田中は9勝目をマーク 前田は2連敗

ヤンキースの田中将大はこの週、2度の先発機会があった。7月31日(同8月1日)のオリオールズ戦では6回無失点、被安打3、奪三振8と完璧な内容で今シーズン9勝目(2敗)をマークした。

2度目の登板は8月5日(同6日)のレッドソックス戦だった。アメリカン・リーグ東地区の首位攻防戦でもあるこの一戦。田中は初回から満塁のピンチを招くなど、苦しい投球がつづく。しかし、粘りの投球で4回までスコアボードに「0」を並べていく。5回に1発を浴び1点を失い、この回の途中で降板。10勝目はお預けとなった。

ドジャースの前田健太にもこの週、2回の登板機会がおとずれた。しかし、両登板とも先発として最低限となる6回を投げきることができず、連敗を喫してしまう。

最初の登板となった7月30日(同31日)のブリュワーズ戦では、初回に無死満塁から1点を失う苦しい立ち上がり。2回は0点に抑えたものの、3回には2死から安打と四球でピンチを招くと次打者に3点本塁打を浴び、この回3失点。その後、5回2死で無念の降板となっている。

8月4日(同5日)の登板ではアストロズとのインターリーグ(交流戦)に登板。2回に1発で1点を失うも、その後は5回まで無失点で切り抜け試合を作る。しかし、6回1死から二塁打、四球、二塁打、敬遠、二塁打とアウトを奪えず、マウンドを降りた。この日の前田は5.1回を投げ5失点、被安打6、奪三振4の内容だった。

これで前田は今シーズン7勝7敗、防御率3.73となっている。

平野は2試合連続無失点中 ダルビッシュはブルペン投球

平野佳寿(ダイヤモンドバックス)は、この週3試合に登板した。8月1日のレンジャーズ戦では1死も取れずに降板してしまうが、その後の2試合はともに無安打無失点投球。チームもナショナル・リーグ西地区で首位に立っており、ここからの投球がより一層大事になる。優勝へ向け、ここからさらに加速したい。

DL(故障者リスト)入りしているダルビッシュ有(カブス)は8月4日(同5日)にブルペン投球を行った。約50球を投げており、回復は順調のようだ。今後は、打者を立たせての投球を行い、マイナーでの実戦を経てメジャー復帰となることが予想される。

チームはナショナル・リーグ中地区首位を走っているが、先発投手はひとりでも多く欲しい。シーズン中の復帰となるだろうか。今後もリハビリの状況に注目したい。

※数字は現地2018年8月5日終了時点