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加藤が7試合連続安打 メジャー昇格には選球眼が課題

2018 7/27 16:00勝田聡
加藤豪将,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

加藤豪将は5ポジションでスタメン出場

加藤豪将は7月も昇格はなく、ヤンキース傘下のAAであるトレントン・サンダーで引き続きプレーしている。7月の成績を見てみると上旬に7試合連続ヒットがあったものの、19試合で打率.230(74打数17安打)、1本塁打、16打点と打率は月別で今シーズンワーストとなっている。しかし、16打点は最多となっており、また、長打率.392も今シーズンベスト。これまで0本だった三塁打を2本放ったことで若干ではあるが、長打率が上昇した。

しかし、出塁率.305は今シーズンワースト。四球もわずか7つと大幅に減少している。パワータイプではないだけに選球眼を磨き、塁に出ることを目指したいところだ。

一塁、二塁、三塁、遊撃、左翼と複数の守備位置でスタメン出場しており、器用さを発揮している。やはりメジャーに上がるためには、ユーティリティーを売りにしていくことが早そうだ。加藤は大谷翔平(エンゼルス)と同じ1994年生まれ。ここまで辿ってきた道は違うが、メジャーリーグの舞台で相まみえることに期待したい。

【今シーズン成績】
加藤豪将(ヤンキース傘下)
(マイナー)91試合/打率.243/5本/30打点

結城海斗がロイヤルズとマイナー契約

16歳の日本人である結城海斗がロイヤルズとマイナー契約を締結した。日本人としては史上最年少での契約となる。契約金は32万2500ドル(約3550万円)。中学卒業後に高校へ進学せず、留学の機会をうかがっていた結城。

高校野球を目指さず、メジャーリーグを目標に海を渡ることを決断した。すでに190センチ近い高身長から140キロ近いストレートを投げる逸材だ。メジャーリーグまでの道のりは決して楽ではないが、様々な壁を乗り越えて欲しいところだ。

田澤はエンゼルスとマイナー契約

今シーズンの開幕をマーリンズで迎えたものの戦力外となり、タイガースとマイナー契約を結んでいた田澤純一が、7月9日(同10日)に契約を解除された。しかし、移籍先は思いのほか早く見つかり、7月13日にエンゼルスとマイナー契約を締結している。現在はエンゼルス傘下のAAAであるソルトレイク・ビーズで調整を行っている段階だ。

これまで移籍後に登板はないが、マイナーで好結果を残せばメジャー昇格もありえる。昇格を果たせば大谷とチームメートとなる。大谷にとってもワールドシリーズ制覇を経験している日本人選手の存在は大きいはずだ。

【今シーズン成績】
田澤純一(エンゼルス傘下)
(メジャー)22試合/1勝1敗/防御率9.00
(マイナー)7試合/0勝1敗/防御率9.39

※数字は2018年7月26日(現地)終了時点