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大谷は代打で結果! 前田がわずか7球で7勝目!〜7月2週の日本人メジャーリーガー振り返り〜

2018 7/16 18:51SPAIA編集部
大谷翔平,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

大谷翔平は代打中心で結果を残す

野手としての復帰を果たした大谷翔平(エンゼルス)だが、この週は代打での出場が多かった。代打では3打数1安打、1四球。唯一のスタメン起用となった7月10日(日本時間11日)のマリナーズ戦でも2安打1打点とともに結果を残し首脳陣を喜ばせている。とくに7月13日に行われたドジャース戦では大きなブーイングを浴びながらも四球を選んだ。得点には結びつかなかったものの、役割を果たしたといえるだろう。

オールスターブレイク明けの7月19日(同20日)に右ヒジの再検査を受け、その状態を見て今後のスケジュールを決めることとなりそうだ。

右ヒジの炎症により戦列を離れているダルビッシュ有(カブス)はキャッチボールを開始した。今後、痛みがなければ本格的な投球練習を開始することになる。オールスター明けから投げる姿を見ることができそうだ。

田中将大が白星ならずも戦列復帰!前田は7球で勝利!

前田健太(ドジャース)は7月11日のパドレス戦に先発した。初回に4連打を浴びわずか4球で1点を失う不安な立ち上がりとなってしまう。しかし、それ以降は立ち直り6回2死まで無失点ピッチングを披露。勝ち投手の権利を持って降板しリリーフ陣に後を託した。そのままドジャースは逃げ切り勝ちを収め、前田は今シーズン6勝目(5敗)をマークしている。この日の前田は5.2回1失点、被安打4、奪三振9、与四球1と立ち上がりをのぞき、ほぼ完璧な投球だった。

また、オールスターブレイクで登板間隔が空くことから、7月15日(同16日)のエンゼルス戦では中継ぎ登板を果たし、0.1回をわずか7球で無失点に抑え勝利投手となった。これで前半戦を7勝5敗、防御率4.17で終え後半戦へと臨むこととなる。

田中将大(ヤンキース)は7月10日(同11日)のオリオールズ戦でおよそ1カ月ぶりとなるメジャー復帰を果たした。3回まで無失点投球だったものの、4回裏に2点を失ってしまう。直後に味方打線が逆転したがその裏、マニー・マチャドの本塁打で同点に追いつかれ、この回の途中でマウンドを降りる。結局、この日の田中は4.1回3失点、被安打6、奪三振5、与四球2の内容に終わった。

そして7月15日(同16日)には前半戦最後の先発マウンドに登った。この試合では7回途中2失点、被安打6、奪三振5、与四球1で勝ち負けはつかず。5年目の今シーズンは前半戦を終え7勝2敗、防御率4.54となっている。

平野は46試合、防御率2.20で前半戦終了

無失点記録が途絶えた平野佳寿(ダイヤモンドバックス)だが、この週は大炎上があった。7月11日(同12日)のロッキーズ戦で1-12と大量ビハインドの4回から登板したが、1死後から4連打を浴び4失点。相手打線の勢いを止めることはできなかった。

しかし2日後の登板では1回無失点投球を見せ、引きずることはなく前半戦を終えている。これで平野は46試合に登板し2勝1敗21ホールド、防御率2.20。

タイガースから戦力外となっていた田澤純一がエンゼルスとマイナー契約を結んだ。マイナー登板を経て、メジャー昇格を目指すことになる。後半戦では大谷との継投がみられるかもしれない。

※数字は2018年7月15日(現地時間)終了時点