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大谷は手術回避!平野は球団新の25試合連続無失点!〜6月5週の日本人メジャーリーガー振り返り〜

2018 7/2 17:48SPAIA編集部
MLB,平野佳寿,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

大谷は手術回避!まずは野手として復帰へ

6月上旬からDL(故障者リスト)入りしている大谷翔平の復帰にメドが立った。6月28日(日本時間29日)に右肘の再検査を受け、野手としての復帰にGOサインが出されたのだ。投手としての復帰に関しては改めて検査を行う予定となっているが、一歩前進したと言えるだろう。

大谷はすでに打撃練習、試合を想定した実戦練習にも参加しており、早ければ7月上旬にもラインナップへと復帰することになりそうだ。

チームは43勝41敗でアメリカン・リーグ西地区4位と苦しい状況だけに大谷の打棒でチームを上昇気流に乗せたいところ。

平野はついに球団新の25試合連続無失点!

ここ最近、もっともホットな日本人選手といえば平野佳寿(ダイヤモンドバックス)だろう。この週も3試合に登板し、あたりまえのように無失点投球を見せた。これで球団新記録となる25試合連続無失点を達成したことになる。6月は12.1回を投げ無失点、直近の失点は5月5日(同6日)だ。まさに頼れるセットアッパーとして大きく貢献している。

チームもナショナル・リーグ西地区首位と好調をキープしており、平野にとって初めての優勝へ向け、このまま突き進みたいところだ。

また、マイナー降格となっていた牧田和久(パドレス)がメジャーへと復帰し、2試合に登板した。ビハインド時の登板となり、プレッシャーは少なかったが、2.1回を無失点で切り抜けている。しばらくは、このような起用法になりそうだが、徐々に信頼を取り戻していきたい。

リハビリ中の田中とダルビッシュは明暗!前田は好投するも敗戦!

前田健太(ドジャース)はこの週2試合に登板した。その初戦となった6月25日(同26日)のカブス戦で7回無失点の好投を見せ、今シーズン5勝目(4敗)をマーク。DLから復帰後初勝利となっている。2戦目の登板となった6月30日(同7月1日)のロッキーズ戦では7回3失点(自責2)の内容だったものの、味方打線の援護がなく、敗戦投手となった。これで前田は今シーズン5勝5敗。ここから巻き返し、貯金を作っていきたいところだ。

DL入りし復帰を目指している田中将大(ヤンキース)とダルビッシュ有(カブス)は明暗が分かれた。田中は実戦形式の練習に登板しており、7月4日(同5日)にマイナーリーグでの登板を行う予定となっている。その後、異常が無ければオールスターブレイク前の復帰もあり得そうだ。

一方のダルビッシュはセカンドオピニオンを求め、ダラスへと移動した。再検査の結果、右肘の炎症が発覚し数日間はノースロー調整となっている。その後、回復状況を見てキャッチボールなどを始めるが、前半戦での復帰はむずかしそう。1日も早い回復を願うばかりだ。

※数字は2018年7月1日(日本時間2日)終了時点