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加藤は6試合連続安打! 田澤は昇格なるか? 〜メジャーリーグを目指す男たち〜

2018 7/1 07:00勝田聡
メジャーリーグ,加藤豪将,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

6試合連続安打など好調な加藤は対左投手に課題!

ヤンキース傘下のAAであるトレントン・サンダーでプレーしている加藤豪将は6月に入り、若干ではあるが成績が向上した。6月28日(日本時間29日)終了時点で月間打率.269(5月.232)、出塁率.374(同.327)、長打率.372(同.354)、OPS.745(同.681)と各数字が5月より向上している。

6月8日の試合で3安打猛打賞を飾ってから6試合連続安打を記録するなど、1日で終わらず好調をキープできたのが成績向上におけるひとつの要因だろう。その後、2試合ノーヒットが続いたが、6月19日の試合から2試合連続でマルチ安打を達成し、存在をアピールしている。パワーで勝負する長距離砲タイプではないだけに、好不調の波を少なくし安定した成績を残していきたいところ。

課題となるのは対左投手となりそうだ。ここまで右投手に対しては打率.285、4本塁打、12打点とまずまずの成績を残している。しかし、左投手には打率.123、0本塁打、2打点と明らかに数字が落ちる。左打者にとって左投手は苦手要素となるが、マイナー(AA)レベルの左投手を苦にしているようではメジャー昇格への道のりは険しい。

長所を伸ばすことが大事ではあるものの、対左投手の成績を少しでも向上させたいところだろう。今シーズン中にまずはAAAへの昇格を目指したい。

<加藤豪将・成績>
(6月)21試合/打率.269/1本塁打/4打点
(通算)69試合/打率.248/4本塁打/14打点

(対右投手)打率.285/4本塁打/12打点
(対左投手)打率.123/0本塁打/2打点

中後はDeNAの二軍練習に参加

ダイヤモンドバックス傘下のAAであるジャクソン・ジェネラルズでプレーしていた中後悠平が6月18日(日本時間19日)にリリースされた。今シーズンは中継ぎとして24試合に登板したものの、防御率5点台と結果を残せず、このような結果となってしまった。

報道後にDeNAがテストを行うことを発表し、すでに帰国済み。26日にはDeNAの二軍練習に参加するなどすでに行動を起こしている。現段階で合否はでていないが、合格となれば2015年以来3年ぶりの日本復帰となる。

3年間アメリカでプレーし、メジャーに昇格できなかった中後ではあるが、左の中継ぎとして日本でプレーすることになるかもしれない。

<中後悠平・成績>
24試合/1勝1敗/防御率5.29

田澤は2試合連続失点と苦しい投球

今シーズン開幕時にはマーリンズでプレーしていたが、リリースされタイガースへと移籍した田澤純一。現在はタイガース傘下のAAAであるトレド・マッドヘンズでプレーしている。ここまで4試合に登板し防御率は12.27。ここ2試合は連続失点と本来の出来にはまだ戻っていないようだ。

さらなる調整を行い、メジャー復帰を目指すことになる。

<田澤純一・成績>
(マイナー)4試合/0勝1敗/防御率12.27
(メジャー)22試合/1勝1敗/防御率9.00

※数字は2018年6月28日(日本時間29日)終了時点