6試合連続安打など好調な加藤は対左投手に課題!
ヤンキース傘下のAAであるトレントン・サンダーでプレーしている加藤豪将は6月に入り、若干ではあるが成績が向上した。6月28日(日本時間29日)終了時点で月間打率.269(5月.232)、出塁率.374(同.327)、長打率.372(同.354)、OPS.745(同.681)と各数字が5月より向上している。
6月8日の試合で3安打猛打賞を飾ってから6試合連続安打を記録するなど、1日で終わらず好調をキープできたのが成績向上におけるひとつの要因だろう。その後、2試合ノーヒットが続いたが、6月19日の試合から2試合連続でマルチ安打を達成し、存在をアピールしている。パワーで勝負する長距離砲タイプではないだけに、好不調の波を少なくし安定した成績を残していきたいところ。
課題となるのは対左投手となりそうだ。ここまで右投手に対しては打率.285、4本塁打、12打点とまずまずの成績を残している。しかし、左投手には打率.123、0本塁打、2打点と明らかに数字が落ちる。左打者にとって左投手は苦手要素となるが、マイナー(AA)レベルの左投手を苦にしているようではメジャー昇格への道のりは険しい。
長所を伸ばすことが大事ではあるものの、対左投手の成績を少しでも向上させたいところだろう。今シーズン中にまずはAAAへの昇格を目指したい。
<加藤豪将・成績>
(6月)21試合/打率.269/1本塁打/4打点
(通算)69試合/打率.248/4本塁打/14打点
(対右投手)打率.285/4本塁打/12打点
(対左投手)打率.123/0本塁打/2打点