人類最速の球を放つチャップマン
日米問わずクローザーの存在は大きいものだ。リードしている9回に登場する選手は、あたりまえのように相手打者を封じ込め、チームを勝利に導いてくれる。2018年シーズン、メジャーリーグに君臨しているクローザー達をご紹介したい。
まずはキューバ生まれで、ニューヨーク・ヤンキースのアロルディス・チャップマンだ。アメリカに亡命する前のチャップマンは、キューバ代表として第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表とも対戦している。当時は先発で起用されており、敗戦投手となった。
2010年から2015年まではシンシナティ・レッズに在籍し、クローザーへ定着する。タイトルの獲得こそないものの、史上最速となる105.1マイル(169.1キロ)を記録するなど日本でも話題になった。
2016年にヤンキースへ移籍。一時はカブスへトレードされ、その後FAに。2017年より再びヤンキースに戻りクローザーを務めている。今シーズンの大谷翔平(エンゼルス)との対戦では、全球直球勝負でしとめている。その剛速球を見たファンも多いことだろう。
田中将大とチームメートで、人類最速の速球を投げる男・チャップマン。是非憶えておきたい。
This is why we have the Chapman Filter.@AChapman_105 now owns the 12 fastest strikeout pitches of the year. https://t.co/3VSA7VDE71 pic.twitter.com/8wOYfog8ks
— #Statcast (@statcast) 2017年9月19日