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投打ともに大谷が圧巻の活躍!〜4月1週の日本人メジャーリーガー振り返り〜

2018 4/9 12:18mono
大谷翔平 エンゼルス
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Ⓒゲッティイメージズ

日米ともに大谷フィーバー

今週も投打ともに大谷翔平(エンゼルス)は圧巻の成績を残した。まず、野手として3試合に出場し打率.462(13打数6安打)、3本塁打、7打点。松井秀喜氏以来となる3試合連続本塁打を放ち恐怖の8番打者として君臨している。投手としては4月8日のアスレチックス戦に先発登板。7回1死までパーフェクトピッチングを見せるなど、7回無失点12奪三振の好投。まさに二刀流としてその名を轟かせている。


<大谷翔平3試合連続ホームランなどハイライト>


<大谷翔平7回12奪三振ハイライト>


当初は現地でも日本同様に二刀流に対する批判はあったが、大谷は結果を出した。日本とは環境が違ううえに、シーズンは始まったばかりだ。故障に気をつけ1年を通して活躍することに期待したい。

イチローは寒さに負けず2安打マルチ

この週末は極寒の地ミネソタでツインズと対戦したマリナーズ。マイナス3度といった環境でもイチローは2安打マルチを記録した。これで今シーズン5安打、通算では3085安打とメジャーリーグ史上21位となった。20位のデーブ・ウィンフィールド(3110安打)まで25安打。順調にいけば、今シーズン中には達成できそうだ。

ダルビッシュは好投も移籍後初勝利はお預け

4月7日のブリュワーズ戦に登板したダルビッシュ有(カブス)。4回にエリック・テイムズに一発を浴びたものの、6回をその1点に抑えマウンドを降りた。この日のダルビッシュは6回1失点、被安打2、奪三振9と好投。白星はつかなかったものの、実力通りの投球を見せた。この投球ができれば、初勝利は時間の問題となりそうだ。

4月6日のジャイアンツ戦で先発登板予定となっていた前田健太(ドジャース)だったが、雨天中止により先発登板をスキップすることとなった。しかし、翌日の試合では中継ぎとしての登板機会があり、1回無失点、被安打2、奪三振2の成績を残した。今シーズン6イニング12三振を奪っており、奪三振能力はやはり高い。また、与えた四球はここまでわずかに1個。目を見張る剛速球はないものの、変化球のキレとコントロールで今シーズンも2桁勝利、そしてワールドチャンピオンを目指す。

4月5日のオリオールズ戦で今シーズン2度目の先発マウンドに登った田中将大(ヤンキース)。6回まで無失点と圧倒的な投球を見せたが、1-0と1点リードの7回に捕まってしまう。アダム・ジョーンズに2点本塁打を浴び逆転されると、一死後にティム・ベッカムに安打を許したところで降板となった。そのまま、試合にも敗れ田中には黒星がつき1勝1敗となっている。

平野が初勝利!中継ぎ陣もそれぞれ奮闘

平野佳寿(ダイヤモンドバックス)は、4月5日のカージナルス戦では僅差の試合でも終盤の7回を任されるなど中継ぎとしての信頼感を得ることができた1週間だった。4月8日は登板直後に味方打線が勝ち越しに成功し、メジャー初勝利をマークした。このまま、守護神のブラッド・ボックスバーガー同様に好調をキープしたい。

開幕から3試合連続無失点と好投を続けてきた田澤純一(マーリンズ)だが、4月7日のフィリーズ戦で今シーズン初失点となった。ここから、再び「0」を刻んでいきたい。

初登板から回またぎとなっていた牧田和久(パドレス)だが、今週は連投を経験した。3日に初失点を喫したものの、様々な「初」を経験しながら好投を続けている。今後、重要な場面を任されることもありそうだ。