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イチロー復帰! ダルビッシュ手応え〜3月2週の日本人メジャーリーガー振り返り〜

2018 3/12 11:59mono
ダルビッシュ有 カブス
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Ⓒゲッティイメージズ

イチローがマリナーズへ復帰

昨シーズンオフにマーリンズをFAとなり、今シーズンの所属が決まっていなかったイチロー。3月に入ってから程なくして、古巣でもあるマリナーズへの入団が決まった。2012年途中にヤンキースへと移籍し別れを告げてから、5年半ぶりとなる復帰だ。

今シーズン、マリナーズの外野陣はほぼ固まっていたが、スプリングトレーニング中に2名の選手が故障し、FAとなっていたイチローに声がかかった。すでにキャンプにも合流しており、チームに溶け込んでいるようだ。

過去数年、キャンプイン時のTシャツが話題となっていたイチローだが、初日は白の無地で登場。その後も黒の無地、モザイク柄と、今年は特に話題がない。今年はチームが決まっていなかったので、用意されていなかったのかもしれない。

オープン戦は3月11日(日本時間12日)の試合に初出場。3打数2三振と快音は響かなかったものの、大きな拍手を浴びており、ファンからは歓迎されているようだ。

ダルビッシュがオープン戦登板をブログで報告

カブスに移籍したダルビッシュ有がオープン戦に登板した。今季初登板となった3月6日(日本時間7日)のドジャース戦では2回無安打4奪三振の好投を見せたが、暴投などで失点を喫していた。

2試合目の登板となった3月11日(日本時間12日)の試合では3.1回でも2点を失ったが、5奪三振と上々の出来。登板後には自身のブログも更新し、チェンジアップで三振を奪えていることが自信になっていることを書き綴った。ここまでは順調に来ていると締めくくっており、体調不良で登板を飛ばした影響はないようだ。

大谷は12打席ぶりの安打をマーク

イチローの復帰、ダルビッシュの初登板と日本人の話題に事欠かなかった一週間だったが、大谷翔平(エンゼルス)の話題も豊富だった。

3月9日(日本時間10日)に行われたティファナ(メキシコ・リーグ)との練習試合で3度目の先発マウンドに登った大谷は、3回を投げ被安打6、与四死球3、6失点と結果を残すことができなかった。次戦は3月16日のロッキーズ戦と発表されており、制球の修正ができるかに注目が集まる。

投手としてよい結果を残せなかったが、打者としては12打席ぶりに安打が生まれている。3月11日(日本時間12日)のレンジャーズ戦に8番・指名打者で出場した大谷は第1打席でバートロ・コローンからライト前ヒットを放った。デビューから2本目の安打となっており、ここから上昇のきっかけをつかみたい。

前田は開幕3戦目での登板が濃厚

ドジャースの前田健太は3月9日(日本時間10日)のロイヤルズ戦でオープン戦3度目の先発を果たした。先頭打者に被弾し立ち上がりこそ不安だったが、3回を投げ失点はその1点だけ。先発ローテーション入りを確実なものとした。

クレイトン・カーショー、アレックス・ウッドに続く3番手でオープン戦を回っていることからも開幕3戦目での登板が有力だ。

中継ぎ陣も続々と登板中

マーリンズの田澤純一が3月8日(日本時間9日)のオープン戦に初登板し、1回1失点だった。ダイヤモンドバックス平野佳寿は3月11日(日本時間12日)の試合でメジャー初被弾を喫したものの、その前の2試合は無失点。セットアッパー、クローザー争いに加わりたい。

パドレス牧田和久は3月9日(日本時間10日)のオープン戦で初セーブをマーク。三振も奪えており、好材料と言えそうだ。

また、昨シーズンまで9年間メジャーでプレーしてきた上原浩治が、プロ野球・巨人へ復帰した。メジャーで世界一を手に入れた男は、日本でどのような投球を見せてくれるのだろうか。