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比較したらこんなに違う!日本プロ野球とMLBのドラフト会議

2017 7/10 10:25ryo_o
野球場
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各種補償枠の存在

MLBでは上記のウェーバー制を前提に、各種の補償枠を設けている。 例えば、前年度高額年俸選手をFAで失った球団に対しての補償制度や、資金力がない球団に対して、1巡目・2巡目と3巡目・4巡目の間に戦力均衡枠が設けられるなどだ。
この他にも、前年のドラフトで契約合意できなかった球団に対する優先枠等があり、球団ごとに指名順序が大きく異なってくるのがMLBドラフトの特徴だ。 これらの制度理念は、各球団の戦力均衡にある。

入団拒否が多いのも特徴

日本のプロ野球の場合、ドラフト指名されれば、ほとんどの場合はその球団に入団する。
古くは江川事件、最近では菅野投手の場合のように、特定の球団への入団を求め、入団拒否するケースは少なくなってきた。プロ球団からの評価の高低を指名順位で図り、不服の場合には入団を拒否するということもあるが、多くの場合はスカウトが事前にそのような希望を入手しているため、なかなかこの事態に発展しないのが通常だ。
一方のMLBでは、契約金や進学を理由に入団拒否を行うことも珍しくない。 特に契約金について、日本が契約金と一年目の年俸の上限を定めているのに対し、MLBでは、各指名順位に推奨される金額が決まっており、その金額内で契約する必要があるのだ。

何が良いかは一概には決められない。

戦力均衡によってチームの実力格差をなくすことは、消化試合などを減らすことにもつながるし、最後まで白熱したリーグ戦が展開されるという意味では非常に重要だ。
そういった意味では、MLBドラフトの方式というのは非常に理にかなった方法といえる。
日本プロ野球でも、完全ウェーバー制の導入が毎年のように検討されているが、1巡目からそうすることで、当該年度上位チームに有望な選手が入りにくくなるという弊害もあり、なかなか実現には至っていない。
もっとも『くじ引き』にはドラフトならではのドラマが存在するのも事実で、このような様々な意味も含んだ上で、どの方法をとるのがベストなのか一概には判断できないだろう。

まとめ

MLBと日本プロ野球のドラフト制度について、簡単に比較してみた。 日本のドラフトから生まれるドラマは、今や秋の風物詩ともいる。 今年は、いったいどんなドラマが生まれるだろうか。今から楽しみだ。

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