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アリゾナ・ダイヤモンドバックスの永久欠番はいくつある?

2017 6/13 12:41cut
ダイヤモンドバックス,チーム
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Photo by Rena Schild / Shutterstock.com

ロサンゼルス・ドジャース、サンフランシスコ・ジャイアンツといった強豪チームと同地区のため、近年は苦戦が続いているアリゾナ・ダイヤモンドバックス。 創設から日が浅いチームではあるが、永久欠番も存在する。 今回はそんなダイヤモンドバックスの永久欠番を紹介する。

アリゾナ・ダイヤモンドバックスってどんなチーム?

アリゾナ・ダイヤモンドバックスは、ナショナルリーグ西地区に所属するチームだ。創設は1998年で新しいチームでもある。
創設直後は弱小チームとなるのが常だが、ダイヤモンドバックスは創設2年目で地区優勝を果たした。そして4年目の2001年にワールドチャンピオンになるなど、新興チームではないかのような快進撃を見せたのだ。 日本人選手では斎藤隆選手が所属し、2016年には中後悠平選手もマイナーに所属していたチームだ。

アリゾナ・ダイヤモンドバックスの永久欠番は3名

2017年開幕前の時点でダイヤモンドバックスの永久欠番は「20」「42」「51」の3つだ。「42」はMLB全球団で永久欠番となっているジャッキー・ロビンソン選手の背番号であるため、ダイヤモンドバックス独自の永久欠番は2つだ。
1998年に創設された新興球団のため、永久欠番が少ないのは仕方のないことだろう。アメリカ野球殿堂入りも少なく、ロベルト・アロマー選手、ランディー・ジョンソン選手の2名となっている。

「20」ルイス・ゴンザレス選手

ルイス・ゴンザレス選手は、ヒューストン・アストロズ、シカゴ・カブスなどで活躍し、1999年にダイヤモンドバックスへ移籍。移籍初年度にキャリアハイを更新する活躍でチームを地区優勝に導いた。以降も中心選手として活躍。2001年のワールドシリーズでは、第7戦でゴンザレス選手がサヨナラヒットを放ち、試合が決まった。
2006年までダイヤモンドバックスで8年間プレーし、ドジャースへと移籍する。その後マーリンズに移り、2008年に現役を引退。2010年にダイヤモンドバックスは「20」を永久欠番と定めた。

「51」ランディー・ジョンソン選手

ランディー・ジョンソン選手は、チーム創設2年目となる1999年に加入。17勝、19勝、21勝、24勝と4年間で81勝をマークする大活躍。カート・シリング選手とともに大車輪の活躍で、2001年のワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。
2004年オフにニューヨーク・ヤンキースへ移籍したが、2年間プレーしたのみで再びダイヤモンドバックスに戻り、さらに2年間プレーした。2009年にサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍し、300勝を達成して現役引退。ジョンソン選手がダイヤモンドバックスで着用していた「51」は、2015年に永久欠番となった。

今後、永久欠番が期待される選手は?

チーム創設からの歴史が浅く永久欠番の少ないダイヤモンドバックス。今後の永久欠番候補に挙げられるのは、ポール・ゴールドシュミット選手の「44」だろうか。2011年にダイヤモンドバックスでデビューを果たし、2012年からレギュラーに定着。2013年には本塁打王、打点王の二冠王を達成するなど、走攻守揃った中心選手として活躍している。
現在の契約は2019年(チームオプション)までとなっている。しかし、2020年以降もダイヤモンドバックスに残ることが決まれば、永久欠番級の活躍が期待できる選手であることは間違いない。契約動向に注目が集まる。

まとめ

球団創設からわずか4年でワールドチャンピオンに輝いたダイヤモンドバックス。 近年は2011年を最後に地区優勝から遠ざかっている。 ゴールドシュミット選手が全盛期のうちに2度目のワールドチャンピオンを目指したいところだ。