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MLBを知ろう!ミルウォーキー・ブルワーズの永久欠番はいくつある?

2017 6/13 12:41cut
ブルワーズ,ホーム
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Photo by Keith Homan / Shutterstock.com

2012年、2013年に青木宣親選手が在籍したこともあり注目を集めたミルウォーキー・ブルワーズ。 青木選手以降、日本人選手の在籍はない。 そんなブルワーズを支えてきた永久欠番の選手を紹介する。

ミルウォーキー・ブルワーズってどんなチーム?

ナショナルリーグ中地区に所属するミルウォーキー・ブルワーズ。1969年に創設され、2016年までにワールドシリーズ制覇はない。また、野茂英雄選手に始まり、近年では青木宣親選手、斎藤隆選手らが所属したこともあり、日本人選手の受け入れを古くから積極的に行っている球団だ。
2011年に地区優勝を果たして以降、ポストシーズンへの進出はなく、ファンは優勝を待ち望んでいる。王貞治選手以前、最多本塁打記録の持ち主であるハンク・アーロン選手も現役晩年をブルワーズで過ごしており、755号本塁打はこの球団で誕生しているのだ。

ミルウォーキー・ブルワーズの永久欠番は6名

2017年開幕前の時点で、ブルワーズの永久欠番は「1」「4」「19」「34」「42」「44」の6つだ。「42」はMLB全球団で永久欠番となっているジャッキー・ロビンソン選手の背番号であるため、ブルワーズ独自での永久欠番は5つとなる。
また、「1」は選手ではなくオーナーだったバド・セリグ氏のものとなっている。セリグ氏は、1970年に破産したシアトル・パイロッツを買収し、ミルウォーキーに移転させブルワーズを作ったのだ。その後、MLBコミッショナーにも就任し、野球殿堂入りも果している。

「4」ポール・モリター選手

ブルワーズの永久欠番である「4」を背負っていたのはポール・モリター選手だ。モリター選手は3000本安打も達成している大打者で、「イグナイター」の異名で親しまれていた。
ブルワーズでは、デビューから15年間を過ごしている。その後、トロント・ブルージェイズ、ミネソタ・ツインズに移籍。ツインズ時代に3000本安打目を三塁打で決めている。イチロー選手が3000本安打を三塁打で達成した際、モリター選手以来ということで名前が多く聞かれた。
現役引退後は晩年の所属球団だったミネソタ・ツインズなどで指導をしており、2015年からは監督に就任している。

「19」ロビー・ヨーント選手

ブルワーズ一筋20年のロビー・ヨーント選手が背負っていた背番号である「19」も永久欠番となっている。 ロビー・ヨーント選手は、打撃タイトルこそないが、シーズンMVPを2回、シルバースラッガー賞を3回獲得するなど、ブルワーズを長きにわたり支えた。1993年に引退するまでに積み上げた安打の数は3142本だ。
現役引退直後の1994年に永久欠番に指定された。また、1999年にはアメリカ野球殿堂入りを果している。

「44」ハンク・アーロン選手

MLB通算で755本塁打を放ち、王貞治選手以前の世界最多本塁打記録の持ち主だったハンク・アーロン選手は、現役時代の大半をアトランタ・ブレーブスで過ごし、最後の2年間をブルワーズで過ごしているのだ。ブルワーズでの2年間は、全盛期ほどの力はなかったが、2年間で22本塁打を放っている。
アーロン選手はブルワーズ、ブレーブス両球団で永久欠番となっており、アメリカ野球殿堂入りも果たした。現在でも王選手とアーロン選手は親交があり、世界少年野球大会を一緒に提唱している。

まとめ

世界の本塁打王でもあったハンク・アーロン選手、3000本安打を達成しているポール・モリター選手、ロビー・ヨーント選手らが在籍していたブルワーズ。歴史のある名選手がいた球団だけに、初めてのワールドシリーズ制覇が待たれる。