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【2016-2017】テキサス・レンジャーズのチーム状況を解説!

2017 1/30 12:29
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Photo by Keeton Gale/Shutterstock.com

ダルビッシュ有選手が所属することで日本でもおなじみとなっているテキサス・レンジャーズ。 2016年シーズンは地区優勝を果たしたものの、ディビジョンシリーズで涙をのみました。 そんなテキサス・レンジャーズの振り返りと2017年シーズンへの展望、注目選手を紹介します。

テキサス・レンジャーズの歴史

テキサス・レンジャーズは、1961年に創設されたワシントン・セネタースを前身とする球団で、現在はアメリカン・リーグ西地区に所属しています。ホーム球場はアーリントンにあるグローバルライフ・パーク・イン・アーリントンとなっています。
ワールドチャンピオンを勝ち取ったことはなく、2010年、2011年のリーグチャンピオンが最高成績となっています。2011年のワールドシリーズでは、あと1球の状態に2度持ち込んだものの、チャンピオンには手が届きませんでした。

テキサス・レンジャーズの2016年シーズン総括

2016年のテキサス・レンジャーズは、2015年に最下位から地区優勝まで浮上させたジェフ・バニスター監督が継続して指揮を執り、開幕から上位をキープします。主砲であるプリンス・フィルダー選手が、首の故障で突然の現役引退というアクシデントがあったものの、95勝をマークして2年連続の地区優勝、そして、アメリカンリーグの最高勝率を達成します。
創設以来初のワールドチャンピオンを目指してポストシーズンに挑みますが、ワイルドカードから勝ち上がってきたトロント・ブルージェイズに3連敗を喫してシーズンが終了してしまいました。

テキサス・レンジャーズの2017年シーズン展望

2015年、2016年と地区連覇を果たしているテキサス・レンジャーズは、2017年に3連覇を目指します。 投手陣はベテランのコール・ハメルズ投手、ダルビッシュ有投手の2枚看板に加え、2016年に自身初となる10勝を挙げたマーティン・ペレス投手が続きます。クローザーには2016年シーズンから抑えに定着したサム・ダイソン投手、中継ぎ陣もトニー・バーネット投手、マット・ブッシュ投手と人材がそろっています。
打撃陣もエイドリアン・ベルトレ選手、エルビス・アンドルス選手を中心に、若手のジョーイ・ギャロ選手、ノマー・マザーラ選手が育っています。チームとして突出していないものの、総合力があり安定した戦いを見せてくれそうです。

テキサス・レンジャーズの注目投手

テキサス・レンジャーズの注目投手は、ダルビッシュ有選手です。ダルビッシュ有投手は、2015年開幕前にトミー・ジョン手術を受けて1年間をリハビリに費やしました。年が明けた2016年5月に故障から復帰して17試合に登板すると7勝を挙げて復活を印象づけました。
2017年シーズンオフでFAとなるダルビッシュ有投手は、チームの状態次第では夏場でトレードに出される可能性もあります。しかし、開幕時は左腕のコール・ハメルズ投手と並んで右のエースという位置づけです。 日本球界で活躍した投手は、ダルビッシュ有投手のほかにトニー・バーネット選手(元ヤクルト)がいます。トニー・バーネット投手は2016年から2年契約でチームに加入すると53試合に登板してチームの中継ぎ陣を支えました。

テキサス・レンジャーズの注目野手

テキサス・レンジャーズの注目野手は強打の三塁手エイドリアン・ベルトレ選手です。ベルトレ選手は、2011年からテキサス・レンジャーズに加入しており、2017年が7年目のシーズンとなります。現在、メジャーリーグ通算で2942安打を放っており、今シーズン、イチロー選手(マーリンズ)も達成している3000本安打まであとわずかです。
強打がウリのエイドリアン・ベルトレ選手ですが、三塁の守備もうまく、2016年も守備の名手に贈られるゴールドグラブ賞を獲得しています。ベルトレ選手は頭を触られるのが嫌いで、チームメートから触られたときに怒る姿がたびたびテレビに写るので、プレー以外の部分でも注目すると面白い選手です。

まとめ

テキサス・レンジャーズは、ダルビッシュ有投手が所属していることもあり、日本でもテレビで目にする機会が多いチームです。 2017年に悲願のワールドチャンピオンに向けて奮闘するテキサス・レンジャーズを追いかけるのもいいかもしれませんね。