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【2016-2017】シアトル・マリナーズのチーム状況を解説

2017 1/30 12:29
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Photo by Alan C. Heison/Shutterstock.com

イチロー選手、岩隈久志選手、青木宣親選手をはじめとして多くの日本人選手が在籍したシアトル・マリナーズ。 そんなシアトル・マリナーズの振り返りと2017年シーズンへの展望、注目選手を紹介します。

シアトル・マリナーズの歴史

シアトル・マリナーズは1977年に設立されたチームで、アメリカン・リーグ西地区に所属しています。設立から2016年シーズン終了までワールドシリーズ進出、リーグ優勝がアメリカンリーグ15チームの中で唯一ありません。1995年、1997年に2度の地区優勝を果たしますが、リーグ優勝は果たせませんでした。
2001年に日本からイチロー選手が加入し、リーグ116勝というメジャーリーグタイ記録を樹立してポストシーズンに臨みます。しかし、2001年もリーグ優勝を果たすことができませんでした。2002年以降、2016年までポストシーズン進出はできていません。

シアトル・マリナーズの2016年シーズン総括

2016年のシアトル・マリナーズは、ポストシーズン進出を果たすことはできませんでしたが、2007年以来の地区2位となるなど、上昇の兆しが見え始めました。2016年に就任したスコット・サーバイス監督の手腕によるものもあるでしょう。
投手陣はフェリックス・ヘルナンデス選手、岩隈久志選手の両選手が2ケタ勝利を挙げて柱になると、新人のエドウィン・ディアズ選手がクローザーとして機能しました。
打撃陣はロビンソン・カノ選手、カイル・シーガー選手、ネルソン・クルーズ選手らが中心となり、リーグ2位となる223本塁打を放っています。2017年はあとわずかの上積みでポストシーズンに手が届きそうです。

シアトル・マリナーズの2017年シーズン展望

2016年シーズンオフに、シアトル・マリナーズはトレードでジーン・セグラ選手をアリゾナ・ダイヤモンドバックスから獲得します。ジーン・セグラ選手は、2016年に自身初となるシーズン打率3割超えを記録し、2017年にも期待がかかります。ポジションは2016年に守ったセカンドではなくショートで起用されることが濃厚です。
また、控え捕手としてベテランのカルロス・ルイーズ選手を補強しました。投手陣はマーク・セプチンスキー選手、ケーシー・フィーン選手をいった中継ぎの補強を行っています。この補強で3勝差で逃したポストシーズン進出を狙います。

シアトル・マリナーズの注目投手

シアトル・マリナーズの注目投手は”キング”ことフェリックス・ヘルナンデス投手です。
フェリックス・ヘルナンデス投手は、2005年にシアトル・マリナーズでメジャーデビューを果たして以来、2017年で13年目を迎えます。2009年から8年連続2ケタ勝利を記録中で、2010年にはサイヤング賞も獲得しています。2016年は故障もあり、2008年以来のDL入りも経験しましたが、11勝を挙げてしっかりと役割を果たしました。
2017年シーズン前に開催されるWBCにもベネズエラ代表として出場予定になっています。2016年に故障をしたこともあり、ケガには気をつけてもらいたいものですね。

シアトル・マリナーズの注目野手

シアトル・マリナーズの注目野手はロビンソン・カノ選手です。2013年オフにニューヨーク・ヤンキースからシアトル・マリナーズへ移籍した時の契約金額は10年2億4000万ドルと破格の内容でした。長期契約を結ぶと成績が大幅に下降する選手も見受けられる中で、ロビンソン・カノ選手は2014年から2016年まで安定した成績を残しています。
ロビンソン・カノ選手は打撃だけではなく守備もうまく、ゴールドグラブ賞をニューヨーク・ヤンキース時代に2回獲得しています。一見するとダラッとした守備に思えますが、捕ってから送球するまでの速さはさすがメジャーリーガーです。打撃だけでなく守備にも注目したい選手です。

まとめ

シアトル・マリナーズは日本人選手が多く在籍したこともあり、日本人にもなじみがあるチームではないでしょうか。
2017年シーズンは補強も行っているので、久々のポストシーズンも狙えそうです。
岩隈久志投手のポストシーズンでの登板も期待できるかもしれませんね。