「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

【2016-2017】デトロイト・タイガースのチーム状況を解説

2017 1/30 12:29
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by Photo Works/Shutterstock.com

阪神タイガースに所属していたセシル・フィルダー選手が過去に在籍していたデトロイト・タイガース。 2016年は残念な結果に終わってしまいました。 そんなデトロイト・タイガースの2016年の振り返りと2017年の展望、注目選手を紹介します。

デトロイト・タイガースの歴史

デトロイト・タイガースは、1894年に創設され、創設100年以上を誇る伝統のある球団です。本拠地はデトロイトにあるコメリカパークとなっています。リーグ優勝11回、ワールドチャンピオンも4回達成していますが、最後にワールドシリーズを制覇したのは1984年と30年以上も前となっており、デトロイトのファンは5回目のワールドチャンピオンを待ち望んでいます。
名選手も多く在籍し、球聖と呼ばれたタイ・カッブ選手、3000本安打を達成しているデトロイト・タイガース一筋22年のアル・ケーライン選手らが所属していました。日本人選手では木田優夫選手、野茂英雄選手が所属したことがあります。

デトロイト・タイガースの2016年シーズン総括

デトロイト・タイガースの2016年シーズンは、最後までプレーオフ争いを演じたものの、ポストシーズンへの出場は果たせませんでした。しかし、アメリカンリーグ中地区で83勝を挙げて2位につけており、2017年シーズンへ未来が見えたシーズンでもありました。
新人のマイケル・フルマー投手が活躍し、ジャスティン・バーランダー投手が復活。この2人の試合は万全でしたが、その他の先発陣が崩れたのが敗因とも言えるでしょう。打撃陣はミゲル・カブレラ選手、イアン・キンズラー選手といった中心選手が実績通りに働いてくれました。

デトロイト・タイガースの2017年シーズン展望

2017年のデトロイト・タイガースは、アメリカンリーグのチャンピオンに輝いたクリーブランド・インディアンスを追う中地区では一番手の存在です。2015年のシーズンオフと異なり、2016年のシーズンオフに大型補強は行われていませんが、現有戦力で戦いに挑みます。
2017年はシーズン開幕前にWBCが開催されることもあり、選手たちの調整にも注目です。ミゲル・カブレラ選手はベネズエラ代表での参加が濃厚で、大会閉幕後すぐに開幕するメジャーリーグでどのように起用していくか、ブラッド・オースマス監督の手腕に期待したいところです。

デトロイト・タイガースの注目投手

デトロイト・タイガースで注目の投手はジャスティン・バーランダー投手とマイケル・フルマー投手です。
ジャスティン・バーランダー投手は、2011年にサイヤング賞とMVPを同時に獲得するなど、デトロイト・タイガースのエースです。2015年には故障もあり5勝しかできず、衰えたかと噂されましたが、2016年には16勝を挙げて254奪三振で最多奪三振を獲得するなど、健在ぶりを見せてくれました。
マイケル・フルマー投手は、2016年序盤に初めてメジャー昇格を果たすと、規定投球回に届かなかったものの11勝を挙げて新人王に輝きました。2017年以降の飛躍が期待されている選手です。

デトロイト・タイガースの注目野手

デトロイト・タイガースで注目の野手はミゲル・カブレラ選手です。2012年に45年ぶりの三冠王を獲得するなど、2016年までに8個の打撃タイトルを獲得しています。2009年から2016年まで7年連続打率3割を継続中でもあり、ホームランバッターでありながらコンタクトもうまく、ミート力も高いものがあります。
2006年から開催されているWBCにもベネズエラ代表として3大会連続出場を果たすなど、愛国心の強い選手としても知られています。

まとめ

デトロイト・タイガースは投打に主軸がいるので、脇を固める選手がしっかりと役割を果たせば優勝も狙えるチームではあります。
歴史のあるチームなので、1984年以来のワールドチャンピオン奪回に期待したいところです。