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メジャーで安定した成績を残し続ける上原浩治選手の凄さ

2017 8/17 16:20cut
野球ボール,ⒸShutterstock.com
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レンジャーズでの試練

レンジャーズに移籍した上原選手はセットアッパーとして地区優勝に貢献する。メジャー移籍後、初めてポストシーズンにも進出を果たした。しかし、このポストシーズンで上原選手は試練を迎えることになるのだ。
レイズとの地区シリーズ第2戦で初登板を果たした上原選手は四球、ヒットでランナーを貯めてしまうと主砲エバン・ロンゴリア選手に3ランホームランを浴び1死も取れずに降板となってしまう。1死も取れずに降板したのはメジャーリーグ移籍後初めての屈辱だった。
その後、リーグチャンピオンシップのタイガース戦でも2試合に登板しそれぞれ被弾。3試合連続で本塁打を浴びた上原選手はワールドシリーズのロースターから外れてしまう。
ワールドチャンピオンへの使者としてレンジャーズへ移籍したにも関わらず、試合に出られない試練を味わうのだ。この年のレンジャーズは、ワールドチャンピオンまであと1球という状況を作るが、カージナルスに敗れチーム史上初のワールドチャンピオンを逃している。
翌2012年も上原選手はレンジャーズでセットアッパーを務める。途中離脱があったもののシーズンを通して安定した成績を残し37試合に登板、防御率1.75の成績を残した。チームもワイルドカードでポストシーズンに進出し上原選手は前年の「リベンジ」を期待された。
ワイルドカードゲームはダルビッシュ有選手が先発し試合を作る。継投策に入ったレンジャーズは、1-3と2点ビハインドの8回に上原選手は、3人目の投手としてマウンドへ登る。ファンは1年前の被弾が頭をよぎる。しかし、上原選手は同じ過ちを繰り返さず3者三振でマウンドを後にした。チームは敗れ、シーズンは終わってしまうが上原選手は結果を残した。

レッドソックスでさらなる進化

上原選手オリオールズ、レンジャーズで安定した成績を残し2012年オフにFAとなった上原選手は、レッドソックスと契約を果たす。レッドソックスでもセットアッパーとしての期待がなされており開幕から試合の終盤を任される。このシーズンは故障もなく、シーズン終盤にはクローザーも任されるほどの安定感を誇りレッドソックスでも結果を残す。
また、34人を連続で抑えるという球団記録を達成し大きく取り上げられもした。
そして、地区優勝からポストシーズンを勝ち抜きワールドシリーズを制覇。最後のマウンドには上原選手が君臨していた。メジャーリーグで安定して成績を残し自分の役目をこなしながら、他選手の不調、故障時に大役を成し遂げる。
オリオールズ、レンジャーズ、レッドソックスとチームの環境、チーム内の立ち位置、ブルペンの考え方が異なる中で安定して成績を残し評価されほかチームへと移籍していく。この安定感が上原選手の凄さといえるだろう。
2013年のワールドシリーズ制覇後も上原選手はレッドソックスでセットアッパー、クローザーとして結果を残し2016年シーズンオフにFAとなった。

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