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女子プロ野球!東北地方密着・育成型チーム「レイア」の魅力とは?

2016 12/21 10:03
野球ボール,ⒸSPAIA
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女子プロ野球チームである「レイア」は、東北の地方密着育成型チームだ。 宮城県を拠点に女子プロ野球を全国に広めようと地道に育成を進めている今後が楽しみなチームである。 レイアのこれまでの歴史、特色、チームの功績、中心選手、レイアを応援するファンクラブやイベントなどを紹介する!

女子プロ野球チーム「レイア」の歴史

レイアは、2011年8月に日本女子プロ野球で3番目に設立されたチームだ。創設時は大阪府を拠点とする「大阪ブレイビーハニーズ」というチーム名で活動していた。
2012年のシーズンには、選手層が薄い中、選手たちの奮闘により活躍したが、2013年1月に関西の3チームが東日本と西日本の各2チームに再編されることになり、「大阪ブレイビーハニーズ」の継承として「ノース・レイア」というチームに生まれ変わった。
2015年からは、地域密着・育成型のチーム作りを目指し、宮城県仙台市を拠点とする「東北レイア」に。現在は、全国規模の育成の普及を目指すため、チーム名を「レイア」に変えて活動している。

若手の育成に力を注ぐ「レイア」の特色

女子プロ野球球団は全部で4球団あるが、レイアは若手を育てて他の3球団に移籍させる育成型の球団だ。チームのユニフォームは白と鮮やかな緑のストライプで帽子は緑色である。
女子プロ野球選手が先生となって直接指導してくれる訪問式のレイア野球教室を実施しているが、野球教室の費用は何と無料!年齢や学年に合わせ、チームや個人に対して打撃や守備を丁寧に指導してくれる。レイナアカデミーでは、今後のチームの育成と強化を図る指導をしており、野球につながる栄養指導やビジョントレーニング、人間性も育てる取り組みも行っている。
また、2016年のレイアのコーチは、2005年に読売ジャイアンツのドラフト1位で指名された辻内崇伸氏が務めている。

「レイア」のこれまでの成績

レイアのこれまでの成績を紹介する。大阪ブレイビーハニーズ時代の2012年の前期は、選手層の薄さから最下位だったものの、前期の課題を改善した後期は1位に輝いた。同年の年間の総合優勝決定戦では、京都アストドリームスを6-5の逆転サヨナラ勝ちで破り、年間優勝を飾っている。
以降のリーグ戦では、2014年ノース・レイア時代に前期・東地区2位、後期・東地区1位に輝いたが、プレーオフで完敗して年間女王決定大会の進出は阻まれた。 レイアとなってからは苦戦を強いられているものの、育成に積極的に力を入れていることから、今後のチームの成長が期待されている。

「レイア」のエース古谷恵菜投手

レイアの中心選手である古谷恵菜選手は、ポジションは投手でチームのエースです。埼玉県出身で福知山成美高等学校の女子野球部に所属し、卒業後に女子プロ野球の東北レイアに入団した。背番号は41だ。
特徴は身長176cmの長身を活かした角度のあるストレートで、入団1年目からエースとして活躍している。古谷選手は、速球投手だった元巨人の辻内コーチの指導の下、得意のストレートをさらに磨き、女子プロ野球投手最速の130キロ超えを目指している。

「レイア」のファンクラブとイベント

レイアファンクラブは、「Let's go to the TOP!!」(共に、頂点さ、行くべ!)をキャッチフレーズにチームと一体となって応援している。ファンクラブには一般会員とプレミアム会員の2種類あり、入会すると会員証が配られ、グッズやユニフォームの割引、会員限定のイベントへの参加などの特典がある。イベントは、ファン感謝祭、ボウリング大会、練習試合の観戦、レクリエーションの参加などがあり、選手との交流を直接深めることができる。
山の女神のマスコット「レイアちゃん」も一緒にチームをサポートしている。チームの応援グッズである応援棒を使って球場をレイアカラーに染めよう!

まとめ

女子プロ野球チーム「レイア」は、東北の地域と一体となって全国の選手を育成する野球チームだ。 紹介したエースの古谷恵菜投手以外にも、2016年に打率.318をマークした高塚みなみ選手ら魅力のある選手が所属している。 若くて魅力のあるチーム、レイアで育った選手たちの今後の活躍に注目だ!