クラーク国際を9-0で下す
第101回全国高校野球選手権北北海道大会の決勝が7月20日、旭川スタルヒン球場で行われ、旭川大高が9-0でクラーク国際を下し、2年連続9回目の甲子園を決めた。
北北海道大会決勝は1975年から3年連続で戦った旭川龍谷-釧路江南以来となる、2年連続の同一カード。101回目の夏は、昨年5-3で勝った旭川大高が初回に3点を先制すると、その後も着々と加点し、2年連続で全国最初の甲子園切符をつかんだ。
第101回全国高校野球選手権北北海道大会の決勝が7月20日、旭川スタルヒン球場で行われ、旭川大高が9-0でクラーク国際を下し、2年連続9回目の甲子園を決めた。
北北海道大会決勝は1975年から3年連続で戦った旭川龍谷-釧路江南以来となる、2年連続の同一カード。101回目の夏は、昨年5-3で勝った旭川大高が初回に3点を先制すると、その後も着々と加点し、2年連続で全国最初の甲子園切符をつかんだ。
北北海道勢は2011年の第93回大会に出場した白樺学園が2回戦進出したのを最後に、全国ワーストの夏の甲子園7連敗中。2勝以上挙げたのは2008年の駒大岩見沢までさかのぼらなければならず、その前年まで8年連続初戦敗退していた。旭川実が松山商、鹿児島商、銚子商と強敵を破ってベスト8進出し、旋風を巻き起こしたのは24年も前だ。
ⒸSPAIA
雪国のハンデは付き物とはいえ、最近は田中将大が1、2年だった駒大苫小牧が2004、2005年に全国2連覇を果たし、2015年センバツでは東海大四、2016年夏の選手権では北海がいずれも準優勝するなど、南北海道勢は躍進が目立つ。それだけに北北海道勢にも「そろそろ」と期待が高まるのも当然だ。
旭川大高は夏の甲子園で通算4勝8敗。1993年の第75回大会1回戦で福井商に勝って以来、昨夏まで6連敗中だ。昨年は1回戦で佐久長聖と延長14回タイブレークの激闘を演じたものの4-5で涙を呑んだ。その悔しさを知るメンバーがまずは1勝を目指す。
開幕は8月6日。一番切符をつかんだ旭川大高には、調整期間もたっぷりある。猛暑が続いた近年とは違い、冷夏が追い風になる可能性もある。北の大地へ明るいニュースを届けられるか注目だ。