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甲子園での通算勝ち星上位校5選

2016 8/30 14:51
高校野球バッター
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Photo by mTaira/Shutterstock.com

全国の野球強豪校を甲子園出場の通算勝星を基準に上位5校ピックアップし、それぞれの戦績や特徴などを紹介する。

日本一 愛知県の中京大学附属中京高等学校

通称「中京大中京」は私立の高等学校だ。創立90年を迎え、学術とスポーツ両面で殿堂入りを目指し、体育系を中心とした部活動に力を入れている。

戦前から活躍しその名を残す野球部は全国屈指の名門として知られ、甲子園での通算勝利数はなんと計133回にも上り優勝回数は春・夏いずれも全国最多を誇っている。その他の全国タイトルとして国体や明治神宮競技大会での優勝を含めると優勝数は16回になる。

史上初の夏3連覇や史上2校目の春夏連覇を達成するなどの高校野球界の伝説的存在だ。

大阪を代表する PL学園高等学校

大半の生徒が寮生活を送っているのが特徴で、体育系部活動の名門校として名高く、多くの輝かしい戦績を残し世界で活躍するプロ野球選手を輩出している。

しかし近年は部員募集の停止による活動縮小、また受験者数の激減で学校自体の存続も懸念されていた。残念なことに2016年、同校野球部の休部が決まった。

そんな状況の中で過去の野球部の功績をおさらいしたいと思う。同校野球部は1970年代には甲子園の常連校7校入りを果たし1978年の全国高等学校野球選手権大会では「9回裏の奇跡」「逆転のPL」の異名で全国区になった。春夏あわせて7回の全国制覇を達成するなどの歴史がある。

京都府の強豪 龍谷大学付属平安高等学校

通称「平安」は西本願寺系の学校で龍谷大学が運営を行っている。全国大会で数度の優勝に輝くゴルフ部同様に野球部も強豪として知られている。

同部は春と夏の甲子園合わせて73回の出場を果たし全国でも上位の出場回数を誇る。平成28年の第88回高等学校選抜野球大会ではベスト4入りを果たし、甲子園での99勝目を勝ち取った。目前に迫った甲子園での100勝が夏の大会で達成できることを楽しみにしたい。

岐阜を代表する強豪 岐阜県立岐阜商業高等学校

通称「県岐阜商」は多くの体育系部活動がインターハイなどの全国大会に出場している歴史を持つ高校で、スポーツ界に多彩な人材を輩出していることで有名だ。

特に野球部は甲子園の高校野球で春3回、夏1回の優勝経験がある。甲子園で2013年までに史上4位となる通算85勝(春46勝、夏39勝)を挙げ、他にも国体優勝等広く活躍している。全国有数の県立名門校でありながら長年強豪の座を維持している。しばらく低迷期が続いていたが近年はまた好成績を残している。

四国を代表する強豪 愛媛県立松山商業高等学校

通称「松商」は、夏の甲子園で公立高校として全国最多の勝利数を誇る日本有数の名門校だ。その数80勝にも及び、全国優勝を夏の甲子園で5回春の甲子園では2回輝き、春夏の大会で特にその強さを発揮している事から「夏将軍」という異名で呼ばれることも多々ある。

1996年の第78回全国高校野球選手権大会決勝戦では熊本工業との古豪同士の対決となり、別名「奇跡のバックホーム」と謳われた試合でも一躍有名になった。その後激戦の末に6-3の延長戦を制したのは松山商業高校で、この年も全国優勝に輝いている。

まとめ

ランキング上位の高校はすべて甲子園出場回数が2桁で優勝回数も多く、その名を高校野球の歴史に刻んでいる。 その栄光を後の世代に繋げることも彼らの役目なのでぜひ頑張ってほしい。