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【2018春のセンバツ】甲子園で注目したい選手たち〜野手編〜

2018 3/9 13:15mono
高校野球
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日置航(日大三高)

日置航(日大三高)は、昨春の甲子園で2年生ながら6番・遊撃手でスタメン出場。しかし、4打数無安打と結果を残すことはできなかった。夏の西東京大会で敗退後に主将を任され、秋の東京都大会で優勝。2年連続となるセンバツ切符を手に入れた。

秋の大会では打率.444(36打数16安打)をマークし、主将としての存在感を示している。遊撃の守備でも、広い守備範囲をみせておりチームの要だ。攻守そして精神面でもチームの中心的存在となる日置の活躍なくして、日大三高の上位進出はむずかしい。チームをまとめ上げて、1971年以来47年ぶりのセンバツ制覇を目指したい。

森下翔太(東海大相模高)

2011年以来7年ぶりとなる春のセンバツ王者を狙う東海大相模高(神奈川県)。その中心となるのが森下翔太だ。秋の公式戦では全11試合で打率.512(41打数21安打)、5本塁打を記録している有望株だ。その打撃はプロのスカウトも注目しており、ドラフト候補でもある。

180センチ・74キロと線は細いもののパワーは抜群。高校通算44本塁打を放っている右の長距離砲候補は、3番を任されることが濃厚。上位打線が塁に出たところをきっちりと返したい。

根尾昂(大阪桐蔭高)

中学時代は野球で活躍するだけでなく、スキーの全国大会で優勝を果たすなどマルチな才能を発揮していた根尾昂(大阪桐蔭高)。投手・野手の二刀流としても期待がかかっている。チームを率いる西谷浩一監督がどのように起用するか明言していないものの、ポジションがどこであれ主軸を打つことは間違いない。

177センチと小柄ながら本塁打を放つパワーはあり、逆方向にも打球を飛ばすことができる。しかし、長距離砲ではなく、中距離ヒッターというのが本質的なところだろう。1年時から多くのスカウトがマークしており、このセンバツでも注目を浴びそうだ。

藤原恭大(大阪桐蔭高)

昨夏の甲子園終了後に行われたU-18ワールドカップ日本代表に、2年生ながら選ばれた藤原恭大(大阪桐蔭高)。大会では1番打者を務めるなど、存在感を発揮している。大阪桐蔭高でも不動の一番打者を務めており、秋の公式戦では打率.438(48打数21安打)をマーク。リードオフマンとしてチームを牽引している。

藤原は打撃だけでなく、その脚にも注目だ。50メートルのタイムは6秒を切り、ベースランニングの技術は高い。安打を二塁打に、二塁打を三塁打にしてしまう脚は、他チームからすると脅威になる。甲子園のグラウンドを駆け抜けるその脚から目が離せない。

林晃汰(智弁和歌山高)

昨夏の甲子園では2年生ながら3番を任され、初戦で本塁打をマークした林晃汰(智弁和歌山高)。初戦後に肘の痛みを感じ、次戦は代打で出場するもチームは敗戦となった。悔しさを滲ませ和歌山へと戻った林だが、疲労骨折の影響で秋は全休となった。

練習試合を含め、秋は試合に出場が叶わなかったが、すでに練習には復帰しており、甲子園の舞台では4番に座ることが濃厚である。高嶋仁監督も期待する左のスラッガーは、昨夏から2季連続で本塁打を放つことができるだろうか。

門叶直己(瀬戸内高)

2016年のドラフト1位・山岡泰輔(オリックス)がOBにいる瀬戸内高(広島県)。4番としてチームを引っ張るのが門叶直己(とがの・なおき)だ。秋の公式戦では打率.500(44打数22安打)、4本塁打、20打点とチーム三冠王となる成績を残し、チームをベスト4に導いた。初戦の米子松蔭高(鳥取県)戦では、5安打9打点の活躍。その5安打のうち、4本が本塁打という離れ業をやってのけた。

183センチ・90キロと体格もよく、本番でも一発の期待がかかる。中村奨成(現・広島)が昨夏に樹立した、1大会6本塁打超えを目標としている門叶。山岡が挙げることのできなかった、甲子園での勝利を本塁打とともにつかみたい。

谷合悠斗(明徳義塾高)

昨秋の明治神宮大会王者である明徳義塾高(高知県)。エースの市川悠太に注目が集まるが、谷合悠斗も忘れてはいけない。1年時に夏の甲子園に出場を果たし、5番を任されて2安打をマークした試合もあるなど、早くから注目を浴びていた。昨春のセンバツでは清宮幸太郎(現・日本ハム)率いる早稲田実業戦(東京都)で2年生ながら本塁打を放ち、しっかりと結果を残している。

昨秋の公式戦では打率.441(34打数15安打)とチーム首位打者となった谷合。最上級生となった今春の甲子園でも結果を残したい。