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【近江の真珠】滋賀県の野球強豪校5選

2016 8/26 13:36
高校野球
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Photo by mTaira/Shutterstock.com

野球強豪校が多いとされている近畿で、甲子園優勝経験がない滋賀県。県内では、公立校と私立校が同じように切磋琢磨し、滋賀県初の甲子園優勝を目指している。そんな滋賀県の野球強豪校5校をピックアップし、各校の戦績や特徴などを紹介する。

サムライブルーに身を包む強豪校 近江高等学校

スクールカラーは琵琶湖の青が使用されており、野球部員が着用しているユニフォームのブルーは2009年夏の甲子園でも話題になった。同校は合計68名の部員から成り滋賀県内の野球強豪校として知られている。
戦歴としては2001年夏(第83回全国高等学校野球選手権大会)で滋賀県勢として初の準優勝に輝いている。そんな強豪と名高い同校野球部を率いるのが名将・多賀章仁監督。1989年から近江高等学校硬式野球部監督に就任した多賀章仁監督は、学校では副校長をしており、近江高校の名物監督として有名だ。

快挙を果たす強豪校 滋賀学園高等学校

2009年度の第91回全国高等学校野球選手権大会で滋賀県代表として初出場し、2016年度の第88回選抜高等学校野球大会にも初出場、そしてベスト8(準々決勝)進出という快挙を成し遂げた。
この快進撃の裏で密かに注目を集めていたの同校の応援団である。元気しか湧かないと評された全力でコミカルなエールは、観戦する者を魅了し選手たちを鼓舞した。全校一丸となる応援が彼らの強さの秘密なのかもしれない。

甲子園常連校 滋賀県立八幡商業高等学校

「八商」と略されることが多く、野球部は滋賀県内の甲子園常連校にその名を連ねている。明治31年に創部されてからこれまでに選抜高等学校野球大会で7回、全国高等学校野球選手権大会で7回という優秀な出場実績を誇っている。
第93回全国高校野球選手権大会では5年ぶり7回目の出場を果たし、夏の甲子園でチーム初の2勝を挙げた。飛び抜けた選手はいないが、「コツコツと粘る」が持ち味の粘りの野球で関東の有力私学を連破するなど数々のドラマを見せてくれている。

全国レベルの強豪校へ 滋賀県立北大津高等学校

学校創立は1984年と比較的新しい学校だが、野球部は県内有数の強豪で、選抜高等学校野球大会に3回、全国高等学校野球選手権大会に3回出場を果たしている。
野球部の創設当初は現在のような強豪校とは程遠かったのだが、転機が訪れたのは1994年、現在同校の野球部監督を務めている宮崎裕也氏がその座を引き継ぎ、その類い稀な知略と熱血さを兼ね揃えた指導の下で徐々に県内で強豪としての名を知らしめていった。安定したプレースタイルを見せてくれている。

日本一の文武両道 滋賀県立彦根東高等学校

滋賀県屈指の進学校であり、「文武両道」を掲げて学業だけでなく各部活動の両面において優秀な成績を修めている。戦績は春の選抜大会出場3回、夏の甲子園に1回出場。毎年行われる滋賀県大会では、2度目の甲子園出場を目指して闘志を燃やしている。
同校の強さの秘密はあえて選手を混乱させることだ。練習試合では、できるだけ色々な場面を選手たちに経験させるため、わざと劣勢になるような指示を出す。そうすることで同じような場面に出合った時に落ち着いて対処できるのだ。

まとめ

日頃プロ野球は見なくとも、地元の学校が甲子園に出場すると夏の間中、甲子園で活躍する球児たちを応援してしまという高校野球ファンも多い。地元魂もさることながら、高校球児たちと青春を一緒に体験した気分になれるのが高校野球の楽しさでもある。
各都道府県の代表チームを地域みんなで応援するのも魅力だ。