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甲子園を春夏連覇した7校を振り返る【興南高校】

2017 8/3 12:07Mimu
ピッチャー
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序盤は苦しむも延長戦で大量得点

決勝の日大三高(東京)では苦戦を強いられる。相手エースは現在オリックスバファローズに所属する山崎福也(さちや)選手だ。後にプロ入りする投手同士の投げ合いとなったこの試合だが、序盤は日大三高がペースを握り6回までに5点を取られる苦しい展開となる。 打線はしっかりと好調をキープしており、5回に1点、6回には4点を返して同点には追いつくものの、両者決めきれないまま試合は延長戦へ。
10回、11回と無得点のままで迎えた12回表。1死から真栄平選手がエラーで出塁すると、そこから連続四球で満塁のチャンスをつかむ。ここで打席に入るは、途中出場の安慶名舜選手だった。
必死に食らいつき、たたきつけた打球はサードへ流れ、サードはこれをなんと本塁へ悪送球。2つのエラーが絡むという意外な形で興南が勝ち越し点を奪った。そしてこのプレーから流れは一気に興南高校になる。8番・島袋選手、9番・大城滉二選手(現オリックスバファローズ)のタイムリーなどで5点を追加し10-5となった。これだけあれば島袋選手には十分だっただろう。
その裏をしっかりと押さえ12回198球の完投勝利し、見事春の大会を制覇した。

さらに隙のない戦いを見せた夏の大会

春の王者として勝利が命題となった興南高校であるが、夏の甲子園は春以上に見事なものだった。メンバーや打順に関しての変更はなかったが、初戦の鳴門高校(徳島)戦を9-0と完勝。打線は毎回15安打を放ち、投手は島袋選手-川満昂也選手(当時2年生)の無失点リレーだ。相手はこの試合で7失策してしまったが、春の大会で力をつけた興南ナインがそれを見逃すわけはなかった。
続く明徳義塾(高知)戦も8-2と完勝。打っては13安打、投手の島袋選手が2失点13奪三振の内容で完投し、危なげなく勝利を収めた。仙台育英戦でも初回から2点を取って主導権を握ると、島袋選手が1失点完投。準々決勝の聖光学院(福島)戦では2回表に3点を先制されるも、その後打線が歳内宏明選手(現阪神タイガース)を攻略し、相手エラーも重なって10得点。島袋選手も3回以降は得点を許さずに、最後は10-3で勝利した。攻守ともに、春以上に洗練されているところを見せる。

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