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甲子園を春夏連覇した7校を振り返る【横浜高校】

2017 8/3 12:07Mimu
野球ボール
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PLの守備にミスを突いて横浜高校が逆転勝利

松阪選手の4打球目は3塁線への強いゴロだった。サードがこれをうまく捕球しホームへと送球したが、キャッチャーとランナーが重なってしまう。この送球がランナーの背中に当たってしまい、ボールは1塁ベンチの方へ転がっていってしまった。これにはカバーも間に合わず、2塁ランナーまで帰って2-2と意外な形で同点に追いつくことに成功した。
そして9回の横浜の攻撃は流れもよく、ノーアウトからランナーを出し続く打者は送りバントの構え。しかし1塁ランナーのリードが大きく、キャッチャーがすかさず牽制。ランナーは反応できずアウトかと思われたが、なんと牽制球がそれてしまいランナーは2塁へ。さらに送りバントが内野安打になり、無死1・3塁の大チャンスが訪れる。
ここで1番の加藤重之選手はスクイズし、打球は小フライとなりスクイズ失敗かと思われた。ところが、これが上手くピッチャーとセカンドの間にぽとりと落ち、3-2と勝ち越した。これが決勝点となり見事横浜が接戦をものにした。PL学園は守備のミスがことごとく点につながってしまい、横浜はそこを見逃さずに一気に畳みかけたのだ。
続く決勝戦では、久保康友選手(現横浜DeNAベイスターズ)を擁する関東一高に3-0という危なげない試合運びを見せ、見事に春の大会を制覇する。

未だ伝説として語り継がれる夏の大会のPL学園戦

やはり皆さんの記憶により深く刻まれているのは、1998年夏の大会のPL学園戦だろう。この夏は大分の柳ヶ浦高校、鹿児島実業(現読売ジャイアンツの杉内俊哉選手が在籍)、そして石川の星陵高校を破り、準々決勝へと進出し再びPL高校と相まみえる。
試合は2回の裏に早くも動いた。PLが大西選手のヒットと守備のミスから無死1・2塁のチャンスを作ると、犠牲フライに2本のタイムリーが飛び出して3点を先制。実はPLは横浜のキャッチャー・小山選手の動きから配球を読んでおり、それをかけ声でバッターに伝え狙い球を絞っていたのだ。
しかし横浜はこれを冷静に対処し、その後も4回と7回に1点ずつを追加されるも決して大崩れはしなかった。一方で横浜打撃陣も、なんとか稲田選手から得点を重ねる。4回表に5番の小山選手のツーランで反撃を開始すると、5回には9番・松本勉選手のタイムリーで2点を追加し同点。
7回に1点を勝ち越された後も、8回に再び小山選手のタイムリーを放ち、この試合2度目の同点に追いついた。結局5-5のまま9回の裏も終了し、延長戦へと突入する。

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