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日本文理大~2017年全日本大学野球選手権大会で活躍が期待される

2017 4/20 20:07TANANA
野球
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Photo by zsolt_uveges/Shutterstock.com

日本文理大は1967年、大分県に開校した。 硬式野球部は九州地区大学野球連盟に加盟しており、200名を超える部員が在籍している。 今回はそんな同大学野球部の実績を振り返るとともに、2017年全日本大学野球選手権大会の展望をさまざまな角度から紹介していく。

充実した練習環境で上位進出を狙う日本文理大野球部

日本文理大野球部は、部員200名を超える大所帯だが、それに見合った充実の練習環境がある。専用グラウンドはもちろん、室内練習場、サブグラウンドやトレーニングルームも完備している。 さらに、甲子園優勝経験を持ち、早稲田大学野球部で主将を務めたこともある中村壽博監督をはじめとした経験豊富なスタッフの丁寧な指導もあって、真摯に野球に打ち込める環境も整っている。
目にも鮮やかな、真っ赤に染まったユニフォームの色にちなんで「赤い旋風」を大会でも巻き起こせるだろうか、注目されている。

日本文理大野球部のOBを紹介!主力として活躍している現在

次に、日本文理大で活躍したOBを紹介しよう。
脇谷亮太選手は2003年の4年時に主将を務め、不動の1番バッターとしてチームをけん引した。社会人に進んだ後2005年のドラフト5位で読売ジャイアンツに入団。セカンドを中心に内野の要として活躍している。
宮崎敏郎選手は2007年に同大学へ入学後すぐにサードのレギュラーを獲得、3年生の時には5番として選手権大会ベスト8に貢献した。社会人に進んだ後、2012年にドラフト6位で横浜DNAベイスターズに入団。2016年には自身初の2ケタホームランを放つなど、着実に成長を見せている。

九州地区の大学として初の栄冠!2003年の選手権大会を振り返る

日本文理大がまさに最強の名を欲しいままにしたのは、2003年の全日本大学野球選手権大会だった。前年の同大会に初出場したチームは、2003年になると主将の脇谷亮太選手を中心にさらなる成長を遂げ、順調にトーナメントを勝ち抜いていく。
準決勝で東北福祉大を5対4の1点差で辛くも振り切ると、決勝では連覇を狙う亜細亜大と対戦した。この試合も1点を争うシビアな展開となったが、9回裏にしぶとく犠牲フライによって4対3のサヨナラ勝ちをおさめ、九州地区の大学として初の優勝を果たすのだ。 脇谷選手は1番バッターとして5割を超える打率を残し、最高殊勲選手に選ばれた。

ノッてくると誰にも止められない!日本文理大の強力打撃陣を紹介

次に日本文理大学期待の選手を紹介していく。 野手陣から見ていくと、2年生の内野賢成選手は、チームでもトップクラスの俊足を武器としている。外野守備では縦横無尽に動き回って長打を防ぎ、攻撃でも確実にバットに当てて俊足を生かし内野安打を量産している。
同じく2年生の初村弘平外野手は、走攻守揃ったオールラウンドプレーヤーだ。特に強肩の持ち主であり、ホームに帰ってくる走者を確実にアウトにすることで何度もチームのピンチを救ってきた。

日本文理大学の豪華投手陣を紹介

日本文理大学の投手陣にはポテンシャルを秘めた選手が多く存在する。
1年生の杉本大樹投手は、高校時代夏の甲子園に出場した実績もあり、経験豊富だ。191センチ95キロという恵まれた体格から繰り出されるストレートと、切れ味鋭いスライダーは、相手打者をキリキリ舞いさせる。
同じく1年生の植村賢投手は、168センチと小柄ながら威力のあるボールを投げ込む。トルネード気味のサイドスローという変則フォームの投手であり、非常に打ちづらいのが特徴となっている。

まとめ

日本文理大学には将来を期待されている選手がたくさん在籍している。2003年以来の大学選手権優勝を虎視眈々と狙う中、充実した戦力で臨む今シーズンの戦いが非常に楽しみなものになっている。