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東海地方4県の大学野球の強豪校はここだ。

2017 3/3 09:51
野球場 日本
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Photo by mTaira/Shutterstock.com

学生の野球というと高校野球が盛んに思えるかもしれませんが、大学野球はプロ野球での即戦力の選手も多くおり、劣らず注目を集めています。 そこで愛知県、三重県、岐阜県に静岡県を加えた東海地方の大学野球に焦点を当て、ご紹介します。

静岡県の最多優勝の強豪校 日本大学国際関係学部

日本大学国際関係学部は、静岡静学生野球連盟のリーグ戦で優勝回数が最多の19勝、代表決定戦で優勝4回、全日本大学野球選手権大会には3回出場している、静岡学生野球連盟の強豪校のひとつです。
この野球部からは、ドラフトでプロ野球に進んだ選手もいます。2009年には静岡学生野球連盟で初めてのドラフト指名を受け、松井淳外野手と麻生知史内野手が東京ヤクルトスワローズへ。2011年には清水貴之投手が福岡ソフトバンクホークスへ。2015年は柿沼友哉捕手が千葉ロッテマリーンズから指名を受けました。柿沼友哉捕手は現在もプロ野球選手として現役でプレーしています。

全国的にも有名になった岐阜県の強豪校 中京学院大学

中京学院大学は、2016年の全日本大学野球選手権で史上7校目となる初出場初優勝をして有名になりました。 強豪校の多くは、選手のバイトを禁止していますが、近藤監督は積極的にアルバイトをしなさいと言います。条件としては、授業に支障が出るといけないので、深夜勤務のあるコンビニ等のバイトは禁止、必ず賄い付きのバイトを選ぶことです。
現代は、母子家庭などが増えて家計が苦しく、野球をやりたくても諦めている学生も少なくないです。練習後にバイトをするのは大変ですが、賄いの食事があることで栄養も摂れて体力作りもでき、バイト代で生活費と用具代を賄うことができ、働く大切さもわかり人格形成にも役立っています。

三重県の新しい強豪校 皇學館大学

皇學館大学は、三重県の強豪校だった三重中京大学が廃学したあと、四日市大学とともに強豪校となりました。2015年に全日本大学野球選手権に東海地区大学野球連盟の代表として出場しています。
同好会同然の弱小チームを0から鍛え上げたのは、2008年から指揮を執っている森本進監督です。専用のグラウンドがなく、学校内をランニングするという恵まれない環境です。監督自身、阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)からドラフト2位指名を受けたものの大学進学を選んでおり、大学野球に力を注いでいます。

愛知県のリーグ最多優勝の強豪校 愛知学院大学

愛知学院大学は、愛知大学野球連盟におけるリーグ優勝は最多の47回を誇ります。全国大会の全日本大学野球選手権大会に23回、明治神宮野球大会には19回出場しており、全日本大学野球選手権大会では準優勝、明治神宮野球大会では1991年に優勝もしています。
全員が寮生活で、上下関係の中でも積極的に意思疎通をすることで、より良い関係を築き、選手みんなが主役の「魅せる全員野球」をモットーに取り組んでるチームです。
OBにはプロ野球選手も多く、北海道日本ハムファイターズの浦野博司投手が現役で活躍しています。また、2015年より元日本ハムファイターズの木村孝氏が監督を務めています。

愛知県の強豪校のひとつ 中京大学

中京大学は、愛知大学野球連盟の1部リーグに所属しています。1970年、全日本大学野球選手権大会で優勝を果たし、新制大学として初めての優勝校となりました。現在、全日本大学野球選手権大会には、2016年も含め18回、神宮大会にも8回出場しており、明治神宮野球大会でも準優勝しています。
プロ野球選手も多く輩出しており、現役のプロ野球選手としては、2011年のドラフト会議で1位指名を受けた東北楽天ゴールデンイーグルスの武藤好貴投手がいます。また、元中日ドラゴンズで巨人キラーと言われていた中山俊丈氏がコーチを務めていました。

まとめ

東海地方4県の大学野球の強豪校についてまとめました。 特に愛知県は、他にも強豪校といえる大学があり激戦区でもあります。 大学野球にも目を向けてみると、野球がより一層楽しくなりますよ。