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時代を作ったオートレースの名選手4名をご紹介!

2016 12/21 10:03
オートレースⒸShutterstock.com
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Photo by Toa55/Shutterstock.com

オートレースに興味を持つと過去にどのような名選手がいたのか気になることも多いと思う。数多く存在するオートレーサーたちの中でも、オートレース史に残る輝かしい光跡を残した名選手を4名取り上げてみたいと思う。

オートレースにはどのような選手がいるの?

オートレースの選手で誰からも知られているのは元SMAPの森且行だろうか。森且行は1997年にデビューし、2016年現在までに500勝以上を挙げておりホンモノのレーサーになっている。
また、女性レーサーも活躍している。半世紀ぶりに誕生した女性レーサー佐藤摩弥はGⅡも制覇しこれからが期待される選手だ。また、一般的なスポーツと違い高齢でも活躍できるのがオートレースの特徴である。現役最高齢レーサーは70歳の谷口武彦だ。谷口武彦は公営競技最年長勝利も記録している。

オートの神様”広瀬登喜夫”

オートレースの歴史を語る上で広瀬登喜夫の名前は欠かせない。広瀬登喜夫は1956年にデビューし無類の強さを誇った。1965年に行われた第1回日本選手権で優勝を果たしたがその時のハンデは340メートルだった。現在では最大110メートルとなっているハンデが340メートルというのは前代未聞の数字である。それでも優勝してしまうほど圧倒的だったのだ。
その後、広瀬登喜夫は八百長事件の疑いをかけられオートレースを離れる。しかし、5年間に及ぶ裁判の末に無罪が認められ復帰した。引退後は元SMAP森且行の指導員として活躍している。

Mr.オートレース”飯塚将光”

飯塚将光は”ミスターオート”としてオートレースの普及に務めた伝説的なレーサーだ。SG日本選手権で6回優勝し、13年連続で優勝戦に出場した記録は未だに破られていない。通算勝利は1382勝、通算優勝回数142回と数々の輝かしい戦歴を誇っている。飯塚将光は1971年に船橋オートレース場でデビューし2013年に同じく船橋オートレース場で引退するまで43年間現役を続け一時代を築いた。
引退後は病に冒されており2014年の10月に亡くなっている。

鉄人”島田信広”

1973年にデビューし、39歳となった1990年に初めてスーパースター王座決定戦においてSG優勝を飾る。その後1994年まで前人未到の同一SG5連覇を飾った。この記録は未だに破られていない。39歳で初のSG制覇だったことからもわかるとおり、島田信広は遅咲きだった。また、冬のレースに強かったこともあり”冬将軍”とも呼ばれていたのだ。
遅咲きの鉄人であった島田信広は49歳1ヶ月でSGを制する史上最年長記録を打ち立てるなど記録を残し、2002年に引退する。2007年に食道がんで亡くなっている。

最強現役レーサー”高橋貢”

オールスター3連覇、日本選手権2連覇など数々の大レースを制覇してきた高橋貢はオートレースの名選手に名前が挙げられる。1991年に伊勢崎オートレース場でデビューし最優秀新人賞を獲得し1997年にオールスターを制覇すると1999年までオールスター3連覇を果たす。これは同一SG連覇史上最長記録(タイ)となっている。
2004年には1億4812万4255円を獲得し、年間獲得賞金の最高記録を作っている。2016年現在現役を続けており、生涯獲得賞金額は更新し続けている。

まとめ

今回ご紹介した選手たちはいずれもオートレースの歴史に名を残す存在だ。女性レーサー、最高齢レーサーが活躍できるのも、過去の名選手が時代を作ってきたからにほかならない。これから先どんな名選手が時代を作ってくれるだろうか。今から楽しみだ。