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ニューイヤー駅伝 2017の予想は?

2016 9/8 23:08
駅伝ⒸShutterstock.com
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ニューイヤー駅伝とは?

毎年1月1日元日に群馬県で行われる全日本実業団対抗駅伝競走大会、通称「ニューイヤー駅伝」は実業団日本一が決まる駅伝大会だ。群馬県庁がスタートであり、ゴール。高崎市、前橋市、伊勢崎市、太田市、桐生市を通るルートで全7区、100kmの距離を選手が走り抜ける。

シード権はなく、全チームとも各地区予選会は11月に行われる。60回記念大会だった昨年は43チームが出場したが、今年は通常上通り37チーム。学生駅伝大会で活躍した選手も多く出場するこの駅伝。選手の成長も楽しみのひとつ。

13名が一丸となって挑む、2017年一発目の大勝負

ニューイヤー駅伝では同一企業の単独チームから12人の選手がエントリーでき、うち7人が区間を走る。外国人選手は1チームに1人だけ参加でき、走行できるのは第2区のみ。監督を入れた13人で1つのチームが完成する。

昨年は走行中に沿道の応援客が連れていたペットがコースに飛び出し、コニカミノルタのポール・クイラ選手と衝突・転倒してしまうというアクシデントも。沿道の声援は選手たちにとって大変励みになるが、一方で観戦マナーも問われる。

ニューイヤー駅伝2017の注目選手は?

昨年と一昨年で2年連続優勝を果たしたトヨタ自動車のエース、窪田忍の活躍も見逃せない。駒澤大学在学中にも4度の箱根駅伝を経験し、社会人1年目と2年目はエースが多く走る22kmの最長距離区間・第4区を好走。

今年も窪田の走りに期待したいところだが、東洋大学時代に「山の神」と呼ばれた富士通の柏原竜二の活躍も気になるところ。また、最速双子ランナーの設楽兄弟もいる。兄・啓太はコニカミノルタに、リオの10000mで活躍した弟・悠太はHondaに所属している。コニカミノルタは2年連続で優勝を奪われているため、どのような激戦が繰り広げられるのか見もの。

ニューイヤー駅伝2017 上位チームの予想

昨年5区の2位争いは、両者素晴らしい走りだった。優勝を狙うには、第5区から6区へつなぐ段階でトップグループに入っている必要があり、事実、過去4大会でも第6区で抜き出たチームが優勝を勝ち取っている。

2年連続で1位、2位争いをするコニカミノルタとトヨタ自動車。それぞれ、どのような作戦を練ってくるのだろう。もちろん選手層も厚いため、来年も首位争いをする可能性がある。

他にも毎年上位争いに食い込む日清食品グループ、2年連続4区で区間賞を獲得しているHonda、2年連続入賞と着々と実力を積むDeNA、強豪の旭化成、トヨタ自動車九州の走りも見逃せない。