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今年の大学駅伝は2強から混戦に 2017年全日本大学駅伝(3)

2017 11/6 14:26きょういち
駅伝
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2区で巻き返した2強

 2区は13・2キロ。トップと1分22秒差の青山学院大は3大駅伝で過去5度の区間賞を獲得している「駅伝男」の田村和希。この田村である程度、上位との差を詰めないと2連覇はあり得ない。青山学院大はレース序盤から背水の陣に立たされた。

 かたやもう一方の優勝候補東海大も、青山学院大とまではいかずとも、窮地に追い込まれていた。エースの鬼塚が1区で35秒差の8位。2区は1年生の塩沢稀夕。力があるとはいえ3大駅伝初出場。この区間でさらにトップとの差が大きく開くようなら、優勝は厳しくなるところだ。

 そんな状況下で、2人は力を発揮した。青山学院大の田村は3大駅伝6度目となる区間賞を獲得。トップとの差を57秒に縮めた。東海大の塩沢は9キロ過ぎに田村に並ばれたが、そこから粘った。結果、塩沢はトップと50秒差の5位、田村は57秒差の6位でたすきをつないだ。

 2区を引っ張ったのは、1区同様、この10年近く大学駅伝界をリードしてきた東洋大、駒沢大だった。

 駒沢大はユニバーシアードのハーフマラソン銀メダリスト工藤有生、東洋大は5000メートル14分台とあまりスピードがない渡辺奏太。工藤の方が有利かと思われたが、10キロ付近で渡辺が飛び出し、トップでたすきリレー。駒沢大が13秒差で続いた。3位神奈川大が32秒差、4位早稲田大で35秒差。この時点での興味は、東洋大、駒沢大を、東海大、青山学院大がとらえることができるのか、ということだった。


(続く)

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