「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

マラソンのためのマラソンシューズの選び方

2017 1/30 12:11
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by Ekapong/Shutterstock.com

マラソンを始める際、もちろんトレーニングは重要ですが、実際に走るとなれば、できるだけ、効率よく、また、自分が楽になれるような道具をセレクトすることも非常に重要です。 今回は、マラソンを走る際に重要な道具の一つ、シューズについてみてみたいと思います。

そもそもマラソンシューズと普通の靴の違いとは?

マラソンシューズをわざわざ買う必要があるの? という疑問は誰もが抱く疑問かもしれません。確かにマラソンシューズは通常のスニーカーと比べれば割高ですし、見た目も大きくは変わりません。
マラソンシューズがスニーカーを始めとするいわゆる一般的な靴と大きく違うのは、その重さ、そして縦方向への安定性です。 軽ければ当然足への負担は減ります。また、ランニングの場合、通常の運動、例えばバスケットボールなどとは違い、足を運ぶ方向は一定です。そのため、横方向への運動がないので、縦方向にいかにスムーズに力を伝えられるか、ここに重点が置かれています。

自分の足の形を把握する。

いざマラソンシューズを選ぼうとして店員さんに聞こうと思っても、内から聞けばいいのかが分からない、という事態が発生することがあります。そんな時は、試し履きなどをするのは当然として、自分の足の形を把握しましょう。

足の形には大きく分けて3種類あると言われています。

・スクエア型:比較的横一線に足の指の長さが揃っている
・エジプト型:日本人一番多いとされ、親指が一番長く、小指に向けてなだらかな傾斜
・ギリシャ型:親指よりも人差し指が長い

このそれぞれの型は、スクエア型はシューズの幅、エジプト型は親指がシューズにあたらないようにする、といった点に注意が必要です。 ギリシャ型は比較的シューズの形態を気にしなくてもいい、万能型といえるでしょう。

サイズをしっかりと測る

通常、靴を選ぶときに、何となく「今まで●●センチだったから、今回も●●センチでいいや」とか、「本当は27センチがほしかったけど、店に在庫がないし、試し履きしてみたら26.5センチでもよさそうだったから、今回は26.5センチにしよう」、そんな風にサイズを決めていませんか?
普通の靴であれば、それでもいいのかもしれませんが、こと、マラソンシューズについては、靴擦れ等は直接、走れなくなる、という結果を生じます。
しっかりと店にある機械で計測してもらうべきでしょう。

シューズの特徴を知る。

各メーカーが色々なマラソンシューズを出しています。そして、それぞれの商品、ラインナップには各社独自の技術が採用されており、どの性能を選ぶのかは正直好みの面も少なからずあります。
大きく分けると

・クッション系:衝撃吸収を高めた構造
・レース系:衝撃をばねにして推進力に変える構造。最速タイムを狙う場合はこれ
・トレーニング系:衝撃吸収と軽さを追及

といった形に分かれています。最初のうちは、走ることに慣れていないと感じるならクッション系、足に熱がこもるのが嫌、という人ならトレーニング系の靴をチョイスすると良いでしょう。

シューズ選びの意点

前述したように、今では数多くのメーカーが色々なブランドを発売しています。 日本人向けという意味ではasicsやミズノ、ニューバランスといったメーカーがおすすめです。特にニューバランスは日本人向けのラインナップを豊富に取り揃えています。
また、不慣れな人がマラソンシューズを選ぶときに判断の決め手にしてはいけない3Kというものがあります。

・Kawaii
・kakkouii
・Karui

です。デザイン重視、重さ重視のシューズは基本的に上で挙げたレース型です。初心者には不向きだということを覚えておきましょう。

まとめ

以上、述べてきたように、一口にマラソンシューズと言っても色々な特徴がありますし、すぐに選ぶ、というのは中々難しいかもしれません。 専門店やショップに行き、従業員に相談しながら徐々に自分の足の特徴などを把握していけば、自分に合ったシューズの選択もできるようになるはずです。 以上、マラソンシューズの選び方についてでした!