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【陸上競技】混成競技の名選手5選!

2017 1/30 21:11
陸上
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Photo by GlebSStock/Shutterstock.com

混成競技は、男子十種、男子七種、女子七種、女子五種の4種類がある。 どの競技も、複数の種目に挑むため選手の「総合力」が求められ、特に十種競技のトップ選手は「キングオブアスリート」と称されることもある。 混成競技の名選手を紹介する。

アシュトン・ジェームス・イートン=アメリカ

男子混成競技を語る上で外せない選手がアシュトン・ジェームス・イートンだ。 十種競技と、七種競技で2種類の世界記録を保持している。更新したものも含めると、5つの世界記録を打ち立てている。 オリンピックにおいても、ロンドン、リオと2連覇を達成した。特にリオでは、オリンピックタイ記録となる8893点を記録している。
2015年には、国際陸上競技連盟より年間最優秀選手に選出され、実力、名声とともに、「キングオブアスリート」と言える選手だ。

ロマン・セブルレ=チェコ

男子十種競技で史上初めて9000点越えを叩き出した選手がロマン・セブルレだ。 競技を始めた当初は走高跳の選手だったが、後に十種競技に転向した。2000年のシドニーオリンピックでは銀メダル、2004年のアテネオリンピックでは金メダルに輝いた。ピークが過ぎたと言われた、2008年の北京オリンピックでは6位という結果になる。
セブルレは、やり投げ、砲丸投げの投てき競技を得意としていた選手だった。

ジャッキー・ジョイナー=カーシー=アメリカ

80年代の、女子七種競技界を席巻していた選手がジャッキー・ジョイナー=カーシーだ。 1988年に未だに破られることのない世界記録、7291点を記録している。 1987年に出場した、世界陸上競技選手権大会では女子七種競技と、走高跳びの2種目で金メダルを獲得する。さらに、1988年のソウルオリンピックでも同二種目で金メダルを獲得。世界陸上とオリンピックで二種目二冠を成し遂げている。
総合的に優れる選手であったため、「クイーン・オブ・アスリート」と讃えられたこともあった。

ナタリア・ドブルインスカ=ウクライナ

七種競技、五種競技を専門としている選手がナタリア・ドブルインスカだ。 2008年の北京オリンピックでは七種競技で金メダルに輝いているが、実は五種競技において世界記録を保持している。 世界記録の5013点は、2012年にトルコのイスタンブールで樹立されたものだった。これによって、七種競技と五種競技の二種目で金メダルを獲得した。
2008年には、女子七種競技の世界ランキング1位になっている。

右代啓祐=日本

右代啓祐は十種競技の選手で、日本記録保持者だ。 2014年4月に8143点で日本記録を更新後、同年6月に8308点を記録し、さらに日本記録を更新した。2015年まで、日本選手権では6連覇を達成している。 オリンピックには、2012年のロンドンに日本人選手としては43年ぶりとなる出場する。また、2016年のリオへも、参加標準記録となる8100点を突破し2大会連続出場を決めた。日本選手団の旗手も務めた。
プロ野球の始球式では133km/hを記録するなど、陸上競技以外でも非凡な才能が垣間見られた。

まとめ

現在ではアシュトン・ジェームス・イートンが男子混成競技を代表する選手だ。過去にはジャッキー・ジョイナー=カーシーなど偉大な選手が混成競技にいた。 今後もそれらの偉大な選手の記録をいかに更新されていくのだろうか。