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箱根駅伝を観戦するときに知っておきたいマナーあれこれ

2016 10/19 10:05
マラソン 街
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Photo by Blazej Lyjak/ Shutterstock.com

国民的な行事として定着した箱根駅伝ですが、観戦時のマナーを知らずに行くと思わぬアクシデントに見舞われることもあります。今回は知っておきたい基本的なマナーを紹介します。

自分の安全と選手の安全を守る

箱根駅伝の中継をテレビで見ていると人気のあるスポットなどではたくさんの人が何重にも重なって応援をしている様子がよく見られます。前の人が邪魔でよく見えないこともありますが、脚立や台に乗っての応援は控えてください。バランスを崩すと倒れて頭を打ったりしますし、周りのひとにぶつかってしまうこともあります。
場合によっては道路のほうへ押し出してしまい選手にぶつかることも考えられます。これから来る選手を見ようと道路側にはみ出したり、手や旗などを道路側にいっぱい出しての応援なども控えてください。最短距離を走りたい選手にとっては非常に走りづらい状況が生まれてしまいます。

道路上への設置物は道路交通法違反です

テレビなどで見ているとよく横断幕や旗、のぼりがいっぱい道路上に設置されているのを見かけます。しかし、こういった設置物は置きたい人が勝手においているわけではありません。道路は基本的に公共物であるため、勝手にものを設置することは道路交通法で禁止されています。設置するにはあらかじめ道路の使用許可、占有許可をとることと、定められた期間が終了したときに原状回復することが義務付けられています。違反してしまうと5万円以下の罰金といった罰を受けることになるので、うっかりガードレールなどに貼り付けたりしないように気を付けてください。
道路交通法とは別に混雑緩和の意味で、スタート・フィニッシュ地点、中継所の前後100mは大学応援の設置物を置くことは禁止されています。

交通渋滞への配慮

箱根駅伝を開催するにあたって、該当する道路区間は一時的に駅伝のために交通が止められます。テレビで見ると反対車線は普通に車が走っていたりしますが、駅伝を見ようと停車してしまうとたちまち渋滞になってしまいます。交通の流れに配慮して運転するようにしましょう。
また応援スポットへ移動するのに車やバイクを使うと、交通渋滞の原因になったり駐車スペースの問題が生じたりしますので、近所で済ませたり、前もって最寄りの宿泊所に泊まるなどして、徒歩での移動が推奨されます。
他には、自転車で選手を追いかけながら応援する方もちらほら見られますが、2015年6月の道路交通法改正により、自転車のルール違反を厳しく取り締まるようになってきているので注意が必要です。混雑している中を自転車で走るのは危険ですし、無理はせずに控えたほうがいいでしょう。

まとめ

箱根駅伝を観戦するための基本的なマナーを紹介してきました。箱根駅伝ではありませんが、沿道で応援していた方のペットが道路に飛び出して選手が転倒するという出来事が起きて話題となりました。悪気はなくてもこうした出来事が起きてしまうと、残念な気持ちになってしまいます。主役は選手たちだということを気を付けながら、楽しく観戦しましょう!

以上「箱根駅伝を観戦するときに知っておきたいマナーあれこれ」でした。