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オリンピックファンの方へ、日本のマラソン選手の動向が気になりませんか？「東京五輪で日本のマラソンはどうなるのか知りたい！」というご要望にお応えして、「日本がもし金メダルをとったらこうなる」という予想まとめ記事をお届けします！
日本人の男子マラソンランナーがオリンピックで金メダルをとったことはありません。1936年に朝鮮人の孫基禎選手が金メダリストになりましたが、これは当時朝鮮半島が日本に統治されていたために日本代表となった前例です。日本人の男子ランナーのオリンピック最高成績は1992年バルセロナ五輪での森下広一選手の銀メダルです。
もしリオデジャネイロ五輪や東京五輪で男子ランナーがマラソン金メダルを獲得すれば、日本中がお祝いムードの大フィーバーとなることでしょう。
女子マラソンで有名な選手は？と聞かれて、真っ先に思い浮かべるのがＱちゃん、高橋尚子選手ですよね。当時のオリンピック最高記録で優勝したシドニー五輪では大フィーバーを巻き起こしました。またその翌年のベルリンマラソンでは、女性選手ではじめて2時間19分台をたたき出しぶっちぎりの優勝！そのあとのＱちゃん旋風のすさまじさは誰もが知るところです。日本各地で高橋選手の名を冠した記念マラソンが行われ、故郷の岐阜県では彼女の名前がついた道路もできました。
このような大きな影響をおよぼしたのは、もちろん圧倒的な成績が背景にあるからですが、実はＱちゃんの女性らしい明るいキャラクターがイベントや自治体をＰＲする「顔」としてふさわしかったからという理由があります。今後日本の女性マラソンランナーが金メダルをとったとしても、ただ早いだけのランナーだったらあまり人気は出ないだろうと予想できます。
陸上競技の場合、100m走や400mリレーなどオリンピックの花形といわれる華やかな競技もありますが、多くの陸上競技選手はひたすら自分のベスト記録の更新を目標にもくもくとトレーニングに励む日々です。
マラソンは特に見た目が地味な競技なのでメディアで派手に取り上げられることがあまりありません。でも、もしリオ五輪や東京五輪で日本のマラソン選手が金メダルをとったら、高橋尚子選手（Ｑちゃん）がそうだったように、キャラクターがユニークで親近感をおぼえるような選手なら、たくさんのメディアに取り上げられることでしょう。
マラソンは個人競技ですので、実績にくわえ、選手個人のキャラクターが競技の人気やメディアへの露出度を左右するといえます。
もしマラソンで日本が金メダルをとったら、非常に大きな影響を受けるのは選手だけでなく関係者も同様です。オリンピックでトップになるということは、その国の英雄になることを意味します。当然メディアにたくさん取り上げられますし、選手以外の人（友人、恋人、家族など）も取材の対象になります。
そのため、オリンピック終了後、しばらくの間は落ち着けない生活が続くことになるでしょう。これはその選手の人気のバロメーターでもあるので仕方のない面もありますが、できれば競技に直接かかわらない関係者への取材は控えめにしたほうがいいですよね。
オリンピックで素晴らしい成績をあげると、まず影響を受けるのは強化予算です。一部の例外をのぞきオリンピックの種目はアマチュア競技であり、国からの補助金が重要な強化予算となっています。オリンピックでメダルをとることはその国の優越性を世界にアピールできたということを意味するので、その成果に対する報酬的な意味合いとして強化予算が大幅に増額されることがあります。
もしマラソンで日本が金メダルをとったら、補助金の額も大幅に増額され、選手の育成環境が改善されることが予想されます。たとえば海外遠征の増加、トレーニング設備の充実などがありえます。
日本のマラソンランナーがオリンピックで金メダルをとったのは、2004年アテネ五輪の野口みずき選手が最後です。リオ五輪で金メダルをとれば12年ぶり、東京五輪なら16年ぶりとなり、きっと大フィーバーが起きることでしょう！まずはリオ五輪のマラソンに注目し、いっぱい応援の声を届けたいですね！
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