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箱根駅伝歴代優勝回数ランキングトップ3

2016 10/3 15:52
箱根,優勝
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Photo by IAKOBCHUK VIACHESLAV/ Shutterstock.com

大学生たちの夢の舞台「箱根駅伝」ファンの方へ。
各大学の優勝回数が知りたいと思ったことはないですか?
ここでは、箱根駅伝で優勝回数の多い大学を紹介します。

過去最多優勝 中央大学

中央大学駅伝部は、出場回数90回、連続出場回数87回など、多くの部門で1位の記録を持ち、多くのスター選手を排出した大学です。過去には60年代に6連覇を含める14回の優勝を手にするという偉業を成し遂げて、過去最多優勝を誇っています。80年前後には多少不振に苦しんだ時期がありましたが、1985年の第61回大会でシードを獲得して以来は28回連続でシード権を獲得し、その後第72回大会で総合優勝するなど、毎年安定した成績を残しています。
戦前にはトラックでオリンピック入賞した村上講平や、現在も解説者として活躍する横溝三郎、碓井哲雄が60年代の黄金期を支え、1964年に行われた東京オリンピック代表の岩下察男が活躍しました。また、当時自衛隊体育学校にも在籍していた円谷幸吉は東京オリンピックで銅メダルと獲得するが他校にも在籍していたため箱根駅伝には出場できませんでした。円谷選手の活躍が期待されましたが出場が認められず7連覇失敗の一因となりました。たすきの色は赤で、現在ではOBを中心とした「箱根駅伝を強くする会」なども設置されて、八王子市を練習の拠点としています。

過去優勝数 第2位 早稲田大学

早稲田大学は1920年の第一回大会から80回出場し、13回優勝果たしています。たすきの色はえんじ色で、東郷神社の勝守が縫い付けられており、「早稲田大学」の文字が白糸で施されています。第二次世界大戦後、中村清監督が指導者となり、日本大学や中央大学と優勝争いに絡むなどの功績を残しました。戦後、選手のけがや故障、選手生命の寿命が短くなるなどの懸念をし、慶応義塾大学大学と足並みをそろえるように駅伝有害論を唱えた時期があり不審にあえいでいました。
しかし1976年瀬古利彦の入学と同時期に中村清監督がが指導者へ復帰すると、瀬古選手は福岡マラソンで優勝という実績を重ねながら箱根駅伝を走りました。瀬古の卒業後である1984年・1985年に念願である2年連続優勝を飾りました。1993年には当時在籍していた武井隆次をはじめとするスター選手の活躍で優勝を飾りました。その後優勝から遠ざかるものの、1992~1995年にかけて4連覇を成し遂げています。駒澤大学、大東文化大学と並ぶ箱根駅伝大会連勝記録になっています。

過去優勝数 第3位 日本大学

日本大学は優勝回数12回の第3位を誇っています。戦前初の早稲田大学と並ぶ4連覇を果たしており強豪校として有名です。戦前初の4連覇にちなみ優勝旗が永久授与されましたが太平洋戦争で焼失してしまいました。戦後は中央大学と並び5、60年にかけて覇権を争い優勝争いをしていました。しかし、1974年の第50回大会を最後に40年以上優勝していません。
シード校制度が導入されてからはほとんどの大会でシード権衣お獲得してきましたが、第73回大会では連続出場が47回で途切れてしまいました。近年アフリカの国ケニアから留学生ランナーを呼び寄せ駅伝部の強化を図っていますが、第88回大会では予選落ちしてしまいました。練習拠点は文化学部のキャンパスで、たすきの色は桜色に決まっています。

まとめ

歴代優勝3位までの強豪校を紹介しました。どの大学も箱根駅伝で目にすることが多く毎年デットヒートを繰り広げています。
過去にはマラソンやトラック競技でオリンピックに出場したスター選手も多く、これからも箱根駅伝から目が離せなくなりそうです。

以上「箱根駅伝歴代優勝回数ランキングトップ3」でした。