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箱根駅伝2017年は優勝なるか。東洋大学を調査してみた。

2016 10/3 15:52
駅伝
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Photo by JaySi/Shutterstock.com

箱根駅伝ファンの方へ! 2015年全日本大学駅伝で優勝し、2016年の箱根駅伝での期待が高かった東洋大学の強さはどこから来るのか知りたいと思いませんか? 東洋大学の現在のメンバーを徹底的に調査し、分析しました。

メインメンバーの抜けた東洋大学

2016年箱根駅伝では、2015年11月の全日本大学駅伝では初優勝をし、士気が上がってはいました。しかし、全日本優勝の立役者だった2年生の堀竜彦と野村峻哉が故障し、7分11秒の差をつけられての2位に甘んじた東洋大学。青山学院大学の連覇を止めることはできませんでした。2017年箱根駅伝では、3年ぶりの王座奪回を狙うことになります。大黒柱だった主将の服部勇馬ら5人が抜けたことによる穴をどう埋めるかという課題が残ります。

2017年箱根駅伝で注目のメンバーは?

前回の本競技会で総合10位以内という条件をクリアしているため、2017年も箱根駅伝に出場することが確定している東洋大学は、2016年にも箱根駅伝に出場している服部弾馬と口町亮、全日本の優勝メンバーの野村峻哉、堀竜彦など多くの注目選手が揃っています。
去年のキャプテン、服部勇馬を兄に持ち、大学トップクラスの走力を誇る副将、服部弾馬。関東の学生ランナーにとって、箱根駅伝と並ぶ2大イベントともいわれている、関東インカレで5000メートル3位に入った口町亮。全日本で猛スパートを見せた野村峻哉と区間賞の堀竜彦。いずれも実力派揃いとなっています。

東洋大学の監督とコーチの布陣

監督である酒井俊幸は、同大学の経済学部出身で、箱根駅伝には1年の時から出場し、4年の時にはキャプテンもつとめています。卒業後はコニカ(現・コニカミノルタ)に入社。そこで、全日本実業団駅伝3連覇に貢献しました。2005年にはコニカミノルタを退職後は、母校である石川高校に赴任し陸上部顧問を務めました。
そののち、2009年には東洋大学陸上競技部長距離部門監督に就任しました。2002年からのコーチ兼スカウトである佐藤尚の、教え子3人をリオデジャネイロオリンピックに送り込むほどの、選手の潜在能力を見極め、高めていく能力にも注目です。

2017年箱根駅伝はどうなるのか

2015、2016年と箱根駅伝でけが人が多く、チーム全体での寮生活や食生活の見直しを図る必要性があるのではないかとも感じます。絶対的エースの服部勇馬を筆頭に、持ちタイムが上位の選手が揃って抜けた穴は大きいですが、大西や柏原、設楽などの有力選手が卒業するたびに、優勝争いからの脱落をささやかれる東洋大学は、その状況下で戦力を整え、優勝争いに加わり、今まで4度の総合優勝を果たしてきました。
今回も、東洋大学の力を信じて箱根駅伝を楽しみにしたいですね。

まとめ

期待値の高かった2016年箱根駅伝メンバー。それでも優勝がかなわず、今年は悲観的な意見も聞かれます。しかし、注目選手も揃っていますので、ぜひ今年も期待したいと思います。

以上「箱根駅伝2017年は優勝なるか。東洋大学を調査してみた。」でした。