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箱根駅伝出場75回を誇る法政大学駅伝の歴史

2016 10/4 00:52
駅伝
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Photo by funnyangel/Shutterstock.com

トップの戦績と活躍を誇る法政大学にはどのような歴史があるのだろうか。 本記事では部の歴史や現在のチーム状況を紹介したいと思う。

駅伝部の経歴

法政大学陸上競技部は1919年に創部した歴史あるクラブだ。箱根駅伝など各大会では全国大学の中でもトップレベルの活躍と成績を誇る。箱根駅伝においては「75回の出場(2015年現在)」を果たしている名門校でもある。
また、法政大学が輩出した選手として挙げられるのが、世界陸上で2度に渡りメダルを獲得した為末 大選手や、オリンピック連続出場経験を持つ金丸祐三など数多くの名だたるOBが日本陸上界のトップに君臨している。2012年に行われたロンドンオリンピックには金丸選手と共に、当時まだ同大学在学中の現役部員、岸本鷹幸が出場を果たしている。

駅伝部の現在

2012年法政大コーチに就任し、2013年に監督に任命された坪田智夫(つぼた ともお)駅伝監督率いる駅伝部門は2016年、2年ぶりの箱根駅伝大会出場権を獲得した。予選会を7位で通過した同大学だが、昨年は惜しくも出場を逃している。今季はチーム内で選手同士の対話を重ねコミュニケーションを大切にしてきた。
チームの団結力をさらに向上させたことや、練習中に故障者を出さないよう心にゆとりを持たせることが功を奏し走行距離も飛躍的にアップした。現在はシード権獲得を狙って日々の練習に励んでいる。

法政大学スター選手

1979年6月22日に広島県広島市佐伯区美鈴が丘で徳本一善は生まれた。現在37歳の陸上競技選手だ。彼は大学在学時代、茶髪がトレードマークで時に法政カラーのオレンジに脱色しきれいに染められたド派手な色の髪とオークリーのサングラスをかけていた。硬派系の多い他の学生陸上選手に比べて彼は異質なキャラだったため、毎年テレビ中継される箱根駅伝出場の折には、日本テレビを中心とした各メディアが大々的に取り上げ「ビジュアル系ランナー」または「爆走王」などとあだ名を付けて注目した。
日清食品に入社後は、選手として活躍しながら各駅伝大会における移動中継車の解説員や、箱根駅伝でゲスト枠での解説員を2007年に務めている。

近年注目の駅伝ランナー

法政大学駅伝で近年注目されているのが坪井 慧選手だ。第20回 都道府県駅伝(通称:ひろしま男子駅伝)では岐阜県代表として1区を駆け抜けた実績もあり県内屈指の走力を誇る。スピードランナーに位置づけられる彼は、駅伝のような長い距離で速さを競う様なレースへの体力また精神的順応は少し時間がかかるかもしれない。
しかし将来的には法政大学のエースへと成長しチームを引っ張ていくであろう存在だ。今季の法政チームの底上げを担うことができる選手だと関係者から高い評価をされている。

まとめ

優秀な戦績を修めてきた法政大学。これからを担う選手たちが、過去の大学の先輩たちのその経歴に負けないくらい輝かしい成績を残せるだろうか。まだまだ伸びしろがある、これからの活躍が楽しみな選手ばかりだ。