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オービックシーガルズの要!アメフト選手・菅原俊をピックアップ

2017 3/3 09:51
アメリカンフットボールⒸShutterstock.com
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Photo by Evgenii Matrosov/Shutterstock.com

オービックシーガルズに所属している菅原俊選手は、QBとして卓越した活躍を常に果たしており、日本におけるアメフトの第一人者になっています。 本稿では、そんな菅原選手の経歴などを振り返っていきます。

大きな注目を集めた法大時代

菅原選手がアメフト選手として日本で注目を浴びるきっかけになったのは、法政大学時代です。
所属した法政大学トマホークスですぐに中心選手となった菅原選手は、3年連続となる甲子園ボウル(学生アメリカンフットボールにおける最高のチームを決定する試合)出場に貢献することになり、大きな脚光を浴びました。
大学生の段階ですでに日本のトップ選手になったということもあり、菅原選手は社会人リーグからもトップクラスの注目を受けたのです。

Xリーグでもすぐに活躍するが……

大学を卒業した菅原選手は、社会人リーグ「Xリーグ」に所属しているオンワードオークスに入団しました。 そして入団後いきなり出場機会をつかむようになると、EASTディビジョン新人賞、オールXリーグを獲得するなど、社会人の舞台でもトップであることを証明したのです。
そんな活躍とは裏腹に、オンワードは業績の悪化に歯止めがかからず、2009年の段階で活動を終えることになり、菅原選手は不可抗力でチームを失うことになりました。

オービックに移籍後、最高の選手に

その後、菅原選手は、Xリーグの名門であるオービックシーガルズに移籍して新たな戦いに挑むことになりました。 シーガルズでも攻撃陣を引っ張ることになった菅原選手は、アメフト最高の舞台であるライスボウルの3連覇に貢献することになり、自身もライスボウルMVPポール・ラッシュ杯を3年連続で受賞したのです。
これらの活躍により、菅原選手は日本国内における最高のアメフト選手と認知されるようになったといえるでしょう。

日本代表にも何度も選出

このような活躍を続けていることもあり、菅原選手は日本代表にも数多く選出されています。 初めて自身が日本代表になったノートルダム・ジャパン・ボウルを皮切りにして、数々の大会に出場することになり、大きな期待を集めることになりました。
もちろん、現在も日本代表における中心選手という立場は変わっておらず、パフォーマンスに加えて日本代表チームにおける精神的支柱といった役割を担っていくことも期待されているのです。

現在は有力助っ人とポジション争いを続ける

2016年からオービックシーガルズは菅原選手のポジションであるQBに、アメリカの名門大学UCLAでプレー経験のあるジェリー・ニューハイゼル選手を獲得しています。
そのため、菅原選手は強力なライバルとポジション争いをチームで行っており、チーム内での熾烈な戦いを続けているのです。 司令塔としてチームを知り尽くしている存在であるだけに、これからはそのような面を大きく打ち出していく形で活躍してもらいたいですね。

まとめ

菅原選手は、これからもシーガルズ、日本代表の両面で活躍していくことが求められています。 また、日本のアメリカンフットボールを知り尽くしている存在であるだけに、「レジェンド」としての振る舞いにも期待していきたいところです。