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富士通フロンティアーズの注目株!アメフト選手・高木翼とは

2017 3/3 09:51
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日本人離れした体格を武器にしている高木翼選手は、富士通の注目株というだけでなく、日本のアメフト界を引っ張る活躍が期待されています。 本稿では、そんな高木翼選手の経歴などをピックアップして紹介していきます。

名門慶応大学で中心選手に

高木選手がXリーグに注目されるようになったのは、慶応大学でアメリカンフットボールを行っていた時からです。3年生の段階からQBとしてチームのオフェンスリーダーを任されることになるなど、チームの中心選手として活躍していました。
チームの中心として多彩な攻撃を生み出すような活躍を見せ、自分だけでなく慶応大学のレベルを引き上げる活躍を果たすようになった高木選手は、卒業後に社会人リーグに進むという選択をしたのです。

Xリーグのキャリアはオービックシーガルズでスタート

慶応大学を卒業した高木翼選手は、オービックシーガルズに加入することになり、社会人リーグでのキャリアをスタートすることになりました。
入団当初から体格を生かしたプレーを見せて注目を集めるだけでなく、長距離パスを成功させるといった印象の残る活躍を見せたものの、チームにおける確固たる地位を築くことができたとは言い難い状況でした。 結果的に2シーズンをシーガルズで過ごした高木選手は、現在のフロンティアーズに移籍する選択をしました。

フロンティアーズでは選択肢の1つになれるか

富士通フロンティアーズにおける高木翼選手は、QBとしてチームの最強助っ人であるコービー・キャメロン選手とポジション争いをするという立場に置かれています。 しかし、QBというポジションは中核であるがゆえに負担が大きく、チームとしてもキャメロン選手だけに集中させたくないという事情があるのです。
まずは、キャメロン選手とは違った良さを見せて活躍することを、富士通は高木選手に対して期待しているといっていいでしょう。

高木選手のQBとしての素質とは

高木選手のポジションはQBですが、そのポジションの選手として大きな期待を受けている面は、体格を生かしたパワフルなプレーといえるでしょう。 アメリカンフットボールは力と力をぶつけ合うプレーを求められますし、中には屈強な助っ人選手のディフェンスを押し返すことも求められます。
高木選手はそのような状況において恵まれた体格で押し返すことができる選択肢を持った選手なので、チームの攻撃を多彩にさせる素養を持っているのです。

将来的には日本代表に

まだまだ若くこれからどんどん伸びていくことが予想されている高木選手は、必然的に将来のアメリカンフットボール日本代表に選出されることを期待されているでしょう。
所属チーム、そして日本代表どちらにおいても、QBの人材が多く出場できる人数が少ないということがあるので、厳しい道であることは間違いありませんが、体格に優れる日本人選手はいつでも欲しい存在であることは明白ですので、高木選手の成長が非常に楽しみです。

まとめ

日本におけるアメリカンフットボールのレベルをどんどん引き上げていくには、高木選手のような若い力の伸びが非常に大事になってきます。 いろいろな選手と切磋琢磨して全体が底上げできるように、今後の活躍に期待したいところです。