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明治大学アメフト部とは?その強さと歴史に迫る!

2017 2/16 10:10
アメリカンフットボール
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Photo by David Lee/Shutterstock.com

アメリカンフットボールの強豪校として名高い、明治大学のアメリカンフットボール部「グリフィンズ」についてご紹介します。 その強さの秘訣や成り立ちに興味のある方は、ぜひご覧ください。

戦前から存在した強豪

明治大学のアメリカンフットボールは、「グリフィンズ」と呼ばれています。グリフィンズは戦前から存在しているチームであり、日本の大学アメフトの先駆けともいえる古参チームです。
1934年の創部から戦前には9季のうち5度の優勝を経験。明治大学アメフト部の強さを証明し、瞬く間に多くの若者を惹きつけるようになりました。 1935年にはアメリカの南カリフォルニア大学との交流試合を経験。日本を代表するアメフト部としての地位も確立したのでした。

グリフィンズの戦術はスピード&パワフル!

「グリフィン(鷲と獅子をかけあわせた聖獣)」の名前が示す通り、グリフィンズの戦術はスピードとパワフルさに重点を置いているようです。素早い駆け上がりから力強いロングパスを送り、次々と得点をものにしていくのです。
正確無比なこの攻撃の連続は、日々積み上げられてきた練習があればこそ。基礎練習を入念に繰り返すことで、一切無駄のない攻撃を繰り出すことができるのでしょう。これまでに多くのライバル校がグリフィンズの前に倒れていきました。

OB花岡淳氏が本場アメリカの戦術を導入!

アメリカンフットボールの源流はもちろんアメリカにあります。グリフィンズは創部当初からこの本場の戦術を取り入れていました。
OBである花岡淳氏が監督になった1947年~61年、花岡氏はアメリカのフットボールを研究し、その戦術を導入しました。まだまだ日の浅い日本の大学フットボール史においても、非常に大きな進歩だったと言えるでしょう。 前項で紹介したスピードとパワフルさを兼ね備えた戦術は、この時生まれたのです。

グリフィンズの万全なサポート体制

グリフィンズは、部員の多さもさることながら、そのチームをサポートするスタッフにも多数の人員を割いています。 総監督や監督、ヘッドコーチ以外にも10人のコーチやチームドクター、ディレクターやスタッフが控えています。そのため、練習においてもそれぞれで専門性の高い技術を学ぶことができ、質の高い練習ができています。
強豪校は部員が多くなると「練習がやりづらくなる」と思われがちですが、これだけ万全な体制がとれていれば、その心配もなさそうです。グリフィンズの強さの裏には、このようなサポートがあることを忘れてはならないでしょう。

OB赤津裕之選手の凄さとは?

明治大学アメフト部、グリフィンズのOBには赤津裕之選手がいます。明治大学在学時より「USA Footballインターナショナルボウル」の世界選抜チームに選ばれるなど、世界を相手に経験を積んだ実績があります。
赤津選手はランニングバックとしてプレーし、現在は「明治安田ペンタオーシャンパイレーツ」に所属しています。巨漢から繰り出される力強い走りは重戦車のようです。次々と相手選手をなぎ倒し、得点めがけて走り抜けます。
赤津選手のこのようなプレーは、グリフィンズの信条とするスピード&パワフルに合致し、それを体現してきたのです。

まとめ

明治大学アメフト部であるグリフィンズは、スピードとパワフルを売りにした力強いアメフトを展開しています。 創部当初より、最新の戦術やサポート体制を確立していき、大学アメフトとしては国内でも有数の強豪校となりました。 彼らはこれからも躍進を続けていくことでしょう。