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話題になった柔道女子の名言5選

2016 10/11 18:34
柔道 女子
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Photo by vectorfusionart / Shutterstock.com

数々の名言が生まれるスポーツ界。特に柔道は心を重んじる競技のためか、心に残る名言が多く生まれています。そこで今回は柔道女子の名言を5つご紹介します。

一度は聞いたことがある!谷亮子さんの名言

「最高でも金、最低でも金」

出典: 日刊スポーツ

2000年のシドニーオリンピックの目標を語った柔道女子48キロ級の田村亮子(現・谷亮子)さん。これまで16歳で初出場した1992年のバルセロナオリンピック、1996年のアトランタオリンピックで決勝に進出するも銀メダルに終わっていました。
金メダルはオリンピックに出場する選手誰もが掲げる最高の目標ですが、これまで悔しい思いをしてきた田村さんにとっては銀メダルでは意味を成さず、最低目標も金メダルだったのです。そんな言葉通り、ロシアのL・ブロレトワとの決勝では開始36秒で内股で一本。
念願の金メダル獲得となった試合後には、「やっと初恋の人と巡り合えた」と発言し、こちらも話題となりました。

まだまだある!谷亮子さんの名言

「田村でも金、谷でも金」

出典: 日刊スポーツ

引き続き、こちらも田村(谷)亮子さんの名言です。
これは2004年のアテネオリンピックを前にして目標を語ったもの。ちょうど前年の2003年にプロ野球選手の谷佳知さんと結婚した田村亮子さん。名前も旧姓の田村亮子から谷亮子に変わることとなりました。結婚したことで弱くなったと言われたくないという気持ちから出てきた言葉。
その言葉通り、見事に金メダルを獲得して2連覇を達成。オリンピックの歴史に2つの名前が刻まれることとなりました。

意外な一面を披露?松本薫さんの名言

「ビッグパフェが食べたい」

出典: YOMIURI ONLINE

2012年のロンドンオリンピックで日本人の金メダリスト第1号となった柔道女子57キロ級の松本薫さん。試合中の闘志溢れる姿から「野生児」、「野獣」、「アサシン」などと称されていました。
この発言は試合後に自分へのご褒美を尋ねられた際に生まれたのですが、オリンピックという大舞台でのプレッシャーから解き放たれたからなのか、女性らしさが垣間見られる内容に。試合中の野生らしさと、天然で可愛い女性らしい一面とのギャップが話題となりました。

苦渋の決断!谷本歩実さんの名言

「心の準備が整わない」

出典: Sponichi Annex

2004年アテネオリンピック、2008年北京オリンピックの柔道女子63キロ級で2連覇を果たした谷本歩実さん。常に一本での勝利を目指す「一本柔道」をモットーとしており、「女三四郎」と称されていました。
しかし、2009年に右ひざ前十字じん帯を断裂。指導者としての準備と並行して怪我からの現役復帰を目指していましたが、2010年に引退を発表。リハビリも順調で周囲からは直近の大会への出場が予想されていましたが、体の心配ではなく中途半端な気持ちで続けたくないと、この発言が生まれました。

小学生のころからの願望?塚田真希さんの名言

「今でもやせたいと思っています。……柔道をやっているうちは仕方ないですけど」

書籍名:名言珍言108選トップアスリート編 著者:手束仁+創部線の会 出版社:日刊スポーツ出版社

2004年アテネオリンピック柔道女子78キロ超級の金メダリスト、塚田真希さんの発言。小学6年生の時に既に身長160cm、体重75kgと大柄な体格だった塚田さん。卒業アルバムに書いた「将来の夢は、やせていたい」という寄せ書きを顧みての発言です。小学生の頃は周囲を笑わせようとするネタとして「やせたい」と発言していたとのこと。
しかし、今となってはその体格を武器にして活躍。見事に金メダルを獲得するなど周囲にとっても本人にとっても嬉しくて笑える結果となりました。

まとめ

いかがでしたか。男子とは違って、谷亮子さんのような結婚、塚田さんのような体へのコンプレックスなど、女子ならでは心情が表れている名言が多かったですね。 試合中は強さが際立つ女子選手ですが、こうした発言を聞くと親近感がわいて、より応援したくなってしまいます。 今後もたくさん生まれるであろう柔道女子の名言が楽しみですね。