(吹田スタジアム人脈記)降格の逆風、集まらぬ寄付 | SPAIA

(吹田スタジアム人脈記)降格の逆風、集まらぬ寄付


9月14日(水)17時34分配信
J2降格が決定し、険しい表情をするガンバ大阪の遠藤

J2降格が決定し、険しい表情をするガンバ大阪の遠藤

 募金を始めた2012年シーズンはガンバ大阪にとって最悪の1年だった。02年から10季指揮を執った西野朗監督が退任。ヘッドコーチ(HC)に元日本代表FW呂比須ワグナー氏が就任し、呂比須の師匠というブラジル人のジョゼカルロス・セホーン氏が監督に就いた。しかし、序盤から公式戦5連敗と結果が出ず、セホーン監督や呂比須HCは来日からわずか69日で解任。初の生え抜き監督として松波正信コーチが昇格したが、ドタバタ劇が響き、12月1日、磐田に敗れてクラブ史上初のJ2降格が決まった。 朝日新聞吹田スタジアム版デジタル  「J2に落ちるチームに4万人収容スタジアムなんていらんやろ」。クラブにはサポーターから厳しい意見が寄せられた。約140億円を目標にした募金は1年間でその半分ほどの約78億円しか集まらなかった。特に個人からの寄付は約1億5千万円と少なく、結果が伴わないガンバは見放された。ガンバのスタッフで唯一、構想から完成までスタジアム事業に関わった本間智美さんは「この時期が一番つらかった。試合会場で募金を呼びかけても苦言を言われるだけ。全然お金が集まらなくて、全く先が見えない。もう、何をしていいのか分からなかった」と振り返る。  当時の金森喜久男社長が引責辞任。野呂輝久副社長が社長に昇格し、「J2になっても、もちろんスタジアムはやります」。内心は不安だったが、強気に宣言し、募金期間を1年間延長して再出発。一方、同時期に建設が白紙になりかねない事態が発覚した。(大西史恭)

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