センバツ絶対V!清宮、王さんに誓った「早実の一年にしたい」 | SPAIA

センバツ絶対V!清宮、王さんに誓った「早実の一年にしたい」


1月12日(木)5時38分配信
明治神宮大会準決勝で二塁打を放った清宮。さらに力強さを増した体を王氏に絶賛された

明治神宮大会準決勝で二塁打を放った清宮。さらに力強さを増した体を王氏に絶賛された

 早実高硬式野球部のOB会総会が11日、東京・新宿区のリーガロイヤルホテル東京で開かれた。ソフトバンク・王貞治球団会長(76)らOBが集まる中、現役選手も顔を見せ、高校通算78本塁打を誇る今秋のドラフトの目玉、清宮幸太郎内野手(2年)は「早実の一年にしたい」とあいさつ。昨年の秋季東京大会を制して出場が確実なセンバツ(3月19日開幕、甲子園)での優勝を見据え、2017年を“早実一色”に染めることを誓った。

 1957年のセンバツ優勝投手でもある王氏ら、約160人が集まったOB会総会。出席者によると、そうそうたる顔触れが並ぶ中、主将としてチームを代表して壇上に立った清宮は、臆することなくこう宣言した。

 「早実の一年にしたいです!」

 昨年の秋季東京大会決勝。自身は5打席5三振を喫したが、4番・野村大樹内野手(1年)の活躍もあり、日大三に逆転サヨナラ勝ち。センバツへの出場を確実にした。

 「秋季東京大会では自分が駄目でも(チームメートが)やってくれた」「OBの方の声援のおかげでした」と周囲への感謝も忘れず、掲げたのが最高の“恩返し”。センバツ優勝、続く夏の甲子園での頂点が視線にあるのは想像に難くない。

 総会前には、王氏と昨年1月の「王貞治記念グラウンド」の人工芝工事竣工式以来となる対面も果たした。今夏に97キロほどだった体重は、練習の成果で100キロ台に到達。王氏は、力感ある体を頼もしそうに見つめ「太ももがすごいね。見る度にたくましくなっている。どんどん伸びていくね」と絶賛した。

 熱い視線を送っている。準優勝した昨年11月の明治神宮大会はテレビ観戦。母校の動向を欠かさずチェックしている。清宮が自ら考案したスローガン「GO! GO! GO!」を引っ提げ、チームを鼓舞する姿も「声を出してチームをまとめている。主将は選手にとって重荷になるけど、よく頑張っているよね。チーム全体がいい刺激になっている」と評価した。

 さらに「78」まで伸びている高校通算本塁打に言及。通算100本への期待を問われると「(3桁まで)いくか楽しみ」と期待をこめた。公言する「世界一の打者」という壮大な目標には「坂本龍馬じゃないけれど、目標を高く持って、それに向かってチャレンジすることはいいことだね」と歴史上の偉人に例えて目を細めた。

 既に阪神、日本ハムがドラフト1位候補に挙げるなど、プロ入りか大学進学かで注目される中、進路については「清宮家が決めること。プロでも大学でも、成長した姿を見たいのがみんなの気持ち」と慎重に話した王氏。センバツについては「ここで話しているだけでも余計なプレッシャーをかけている。普段着の野球をしてくれればいい」とうなずいた。

 “世界の王”の前で立てた清宮の誓い。2017年を早実、そして清宮一色に染め上げる。 (中田愛沙美)

清宮についてOB会総会に出席した荒木大輔氏(サンケイスポーツ専属評論家)「一大会ごとに成長している。進路は僕らが言うことではないが、後悔しないようにしてほしい」

★清宮の近況

 昨夏の甲子園出場を逃した後、新チームの主将に就任。秋季東京大会は順調に勝ち上がり、日大三との決勝で5打席連続三振を喫したが、チームは劇的な逆転サヨナラ勝ちで今春のセンバツ出場を確実にした。続く明治神宮大会は決勝で履正社に敗れて準優勝。通算本塁打は昨年11月末までの対外試合で78本。現在はセンバツを視野に練習を続けている。センバツは27日の選考委員会で出場32校が決定。3月10日の組み合わせ抽選を経て、同19日から30日まで甲子園で開催される。

★早実高時代の王氏

 1956年に本所中から早実高へ進学し、1年夏は背番号10で左翼兼投手。東京大会の学習院戦でノーヒットノーランをを記録し、甲子園にも出場した。1年秋からエースとなり、2年春のセンバツで優勝。夏の甲子園では2回戦の寝屋川(大阪)戦で延長十一回のノーヒットノーランを達成したが、準々決勝で法政二(神奈川)に敗れた。2年秋は東京大会の本郷戦で完全試合。3年春のセンバツは30年ぶりとなる2試合連続本塁打を放つなど打者としても活躍したが、済々黌(熊本)に敗れて準々決勝で敗退。夏は東京大会決勝で明治に敗れ、甲子園出場を逃した。

早稲田実業学校高等部(わせだじつぎょうがっこうこうとうぶ) 略称は「早実(そうじつ)」。1901(明治34)年に早稲田実業中学として創立。翌年から現校名。普通科のみの私立共学校。野球部創部は05年で甲子園出場は夏29度、春20度。57年に王貞治を擁しセンバツ初優勝。2006年には斎藤佑樹の活躍で駒大苫小牧高との決勝再試合の末、夏初優勝を成し遂げた。主なOBはテリー伊藤(タレント)、小室哲哉(音楽家)。所在地は東京都国分寺市本町1の2の1。藁谷友紀校長。

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