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【行くべ!】神奈川県のテニス強豪校3選

2016 8/26 13:36
テニスプレーヤー
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Photo by Maxisport/Shutterstock.com

神奈川県には「テニス強豪校」と呼ばれる高校が多いが、そのほとんどが「私学」の「一貫教育校」である。しかし、テニス環境や校風、部員の目標は様々であり、高校ごとに特色がある。私学、一貫、テニス強豪校に焦点をあて、それぞれの高校の特色を紹介する。

インターハイの強豪校 法政大学第二中・高等学校

法政大学第二中・高等学校は名前の通り、法政大学附属の中高一貫校である。中学入学から高校卒業までの6年間に加え、4年制の大学を卒業するまでの「10年一貫教育」を掲げ「国際社会における主体者としての資質」を獲得することを大きな目標としている。
中学ではランニング、ストレッチ、筋肉トレーニングなど基礎的なトレーニングをしっかりと行い、基本と体力をつけた生徒が高校へ入学する。高校からは全国を目指した本格的な練習に加え、練習試合や遠征を積極的に行い試合の感覚を身につけていく。また、外部トレーナーによる指導のもと、コンディショニングトレーニングを行い、技術と体力の向上を図っている。ミーティングでも決して気を抜かず、ビデオによる技術分析や戦術の研究を積極的に行い、チーム内の課題を発見し解決するために部員全員で努力する。神奈川県内の試合では、団体、個人、ダブルスと常に上位へ食い込む「法政大学第二中・高等学校」は、常に進化を続ける強豪校である。

男女ともテニス全国制覇 湘南工科大附属高校

多様な学習・指導で有名な湘南工科大付属高校は、「7年後の社会人を目指した」技術コースや、大学進学に標準を合わせた授業を行う、進学 アドバンス・スタンダード コース、そして、すぐれた体育技能をもつ生徒でクラスを編成する体育コースがあり、生徒の「夢を育て、個性を伸ばす」校風のもと、様々な生徒が集う。
湘南工科大附属高校テニス部は、体育コースで入学した全国を目指す生徒からテニス初心者までを幅広く受け入れており、個人に応じた練習を行っている。
2017年までにインターハイ優勝4回、全国選抜大会優勝7回の実績がある全国屈指の強豪校であり、OBには元プロテニス選手の杉山愛や谷澤英彦、 現役プロ選手の守屋宏紀などが在籍していた。世界に通じる選手を目指し、生徒は日々練習をしている。

団体として勝利する 慶応義塾湘南藤沢中等部・高等部

慶応義塾湘南藤沢中等部・高等部は、慶應義塾の中で唯一の中高一貫教育校である。異文化交流と情報教育を軸とし、6年間を通してしっかりと基礎から学ぶことを目標にしている。
高等部、男子硬式テニス部の目標はもちろん「勝つ」ことである。しかし、個人として勝つのではなく部員全員の力を合わせ、団体として勝利することを目指している。神奈川県内の大会でも「団体」で実績を残しており、インターハイ進出の目標も、もちろん「団体戦」である。


※一部、誤情報がありお詫び申し上げます。記事を修正し現在調査済の情報に更新しております。