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恵まれた体格と美貌のテニスプレイヤー“ガルビネ ムグルサ”の功績

2016 11/1 19:56
ガルビネ ムグルサ
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Photo by Jimmie48 Photography / Shutterstock.com

恵まれた体格と美貌を兼ね備えた、今もっとも勢いのあるプロのテニスプレーヤーのガルビネ・ムグルサ選手。そんな彼女の成績や魅力、生い立ちや功績などを紹介する。

兄の影響からテニスを始めたガルビネ ムグルサ

ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza Blanco)は、1993年10月8日にベネズエラのカラカスで生まれた。父はスペイン出身のバスク人で、母がベネズエラ出身のベネズエラ人だ。年の離れた二人の兄が打ち込んでいたテニスの影響をうけ、妹のガルビネ ムグルサも自然と5歳からテニスを始めることになった。
現在のムグルサは身長が182cmで体重は73kgもあり、女子のテニスプレイヤーとして恵まれた体格だ。しかし子供の頃は線が細く、パワー不足とスタミナ不足を指摘されていた。

ムグルサが選んだ国籍とは

2011年にプロの道へと転向したものの、2011年と2012年はホバート国際大会のダブルスでツアータイトルこそ獲得したが、シングルスではケガによって欠場などもあり、めぼしい成績はあげられなかった。
そして当時、体力面での心配以上にムグルサを悩ませたのが“国籍”問題だった。要はスペインとベネズエラのどちらの国籍を選択するかによって、テニスプレイヤーとしての未来が決まってしまう。当然ながら選手層の薄いベネズエラの方が代表にはなりやすいだが、ムグルサが選んだのはテニス王国のスペインだった。

セリーナ・ウィリアムズに勝利したムグルサ

テニス王国スペインの国籍を選んだことが、さらにムグルサを強いテニスプレイヤーとして成長させていく。
2014年のホバート国際大会では自身初となるシングルスのタイトルを獲得。つづいての全豪オープンでは、4大大会で初めてベスト16まで勝ち進む。全仏オープンではセリーナ・ウィリアムズ(世界ランキング1位)と対戦し、ストレートで勝利する。
その後、ベスト8まで進出するもマリア・シャラポワに負けたが、セリーナ・ウィリアムズに勝ったことが自信へとつながっていく。

シングルス世界ランキング3位を獲得したムグルサ

2015年のドバイのテニス選手権では、ダブルスで準優勝を飾る。母国スペイン開催のマドリード・オープンでは昨年に続き準優勝。ウィンブルドンでは好調をキープし決勝へと駒を進めた。決勝ではセリーナ・ウィリアムズに敗北したものの、自身初となる4大大会の決勝へと勝ち進んだことが、さらにムグルサを強いテニスプレイヤーに成長させるきっかけとなった。
チャイナ・オープンでは決勝へと進みプレミア初優勝を成し遂げる。2015年のシーズンはダブルスでの優勝はなかったが、WTAファイナルでも準優勝を獲得、シングルスの世界ランキングでも自己最高位の3位となる輝かしい功績を残した。

グランドスラムを制したムグルサ

そして2016年、精神的にも肉体的にも一流のテニスプレイヤーとなったムグルサは、全仏オープンへと挑んだ。順調に勝ち進み決勝進出、2015年のウィンブルドンで負けたセリーナ・ウィリアムズと対戦する。決勝では激戦を制しセリーナ・ウィリアムズに見事に勝利。
スペイン人の女子テニスでは18年ぶりとなる、グランドスラムでの初優勝を獲得した。世界ランキングではセリーナ・ウィリアムズに次ぐ2位となり、今後も期待されるテニスプレイヤーとして注目されている。

まとめ

現在、王者のセリーナ・ウィリアムズと互角の戦いを見せるムグルサは、今後も活躍が期待されるテニスプレイヤーとして目が離せない。これからも美貌と強さを兼ね備えた、アスリートとして注目されていくことだろう。